（旧）あたしンちのおとうさんの独り言

回転扉は必要か？

センサーに「死角」、男児感知できず？　回転ドア事故 (asahi.com)

東京都港区の大型複合施設「六本木ヒルズ」内の森タワーで２６日、大阪府吹田市の溝川涼君（６）が自動回転ドアに挟まれ死亡した事故で、回転ドアの挟まり防止機能の赤外線センサーに、「死角」があることがわかった。

悲惨な事故である。子供が挟まれるのを目の当たりにしたおかあさんの悲鳴が聞こえてきそうです。
今回の事故については、問題が多々あるようです。
◆昨年11月,12月と２回も事故があったにもかかわらず、これといった対策がとられていない。
◆警備員が近くにいなかった。
◆センサーに「死角」があった。これは12月の事故の時にわかっていたそうだ。
◆センサーにひっかかっても、すぐにはとまらず、25cmは動く。こどもが死に至るには十分な動作です。
◆そもそもあの回転扉の構造がおかしいんじゃないかなぁ。。あのショーケースなんて、不要でしょう。
ちょっと考えてみました。（実物を見てないので違うかもしれませんが。。。）

へたな絵ですいませんが、図１のような普通の回転扉なら、誰でも、狭いaの方ではなく、広いbの方へ入ろうとするでしょう。ところが、、今回の回転扉は図２のようになっています。三角のところがショーケースです。これだと、あー、しまっちゃう、ってな感じで、aのところに飛び込もうという心理が働いても不思議ではありません。

そもそも、回転扉なんて必要なのか。下記のukihaさんの「葉っぱのひとりごと」に大きなビルに回転扉が設置される理由がありました。

建物の気密が保たれることだ。スライド式だと頻繁に開けば風が自由に吹き込み冷暖房の効率が悪くなる。また吹き込んだ風で上層階に向かって気流が発生し、その圧力で建物内の部屋のドアが開けにくくなる。

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