August 16, 2003

ウイルス騒動

またまた全世界的にウイルス騒動。うちの会社でも少なからず被害に。

ちょっと前に友人のPCがウイルスに感染し、メーリングリストにウイルスが添付されたメールがいくつか送付されるということがありました。このときのウイルスは、感染したパソコン内のメールアドレスを検索してそのうちのひとつを差し出し人にして、他のアドレスに自動で送付を試みると言うことでした。たとえば、メールアドレス aaa@bbb.com を検出して、それを差出人にする場合は、とりあえず、smtp.bbb.com というサーバに対して送信するそうです。これは多くのプロバイダのサーバ名が、smtp.xxxxxx(xxxxはメールアドレスの@以降)であること、smtpサーバ(メール送信サーバー)は、受信のようなユーザー認証がないことを利用しています。ただ、最近のプロバイダは、こういうことを防ぐために、smtp before pop (送信の前に必ず受信(受信の際にはユーザ名とパスワードによる認証がある)を行わないと送信できないような仕組みを取り入れていたりしていますが、上記に書いたように、自分のプロバイダがそうだから感染しても加害者(ウイルスメールを送信)することはないかというとそうではなく、自分のパソコン内のアドレスの中に上記の smtp.xxxxxxx サーバに送れば送れてしまう場合は加害者になって、ウイルスを広げてしまう可能性があります。しかも、自分のアドレスが差出人ではないので、受けた人から、「あんたのメールにウイルスついとったばい」と指摘を受けることもなく、気がつきにくいということになります。

でも、この手のウイルスは、添付ファイルをむやみに開いたり、OUTLOOKなどを使っている場合はプレビューしない設定にしておけば感染を防げます。

ところが、今回のウイルスはWINDOWS UPDATEで最新になっていないと、ネットにつながっているだけで感染するというもの。

まったく、困ったものです。。。

こんなウイルスは技術も優れていてすっごく頭の切れる人じゃないとできないと思いますが、その能力をもっと前向きなことに使ってもらえたら、世の中、もっと明るく・・・

投稿者 atasinti : August 16, 2003 11:13 PM
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