デフレ化するセックス

デフレ化するセックス (宝島社新書)
中村 淳彦
宝島社
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ワーキングプワな女性が増加しており、セックス産業に片足を突っ込まないと生きていけない女性が増えている一方で、
お金に困っているわけではない普通の女性が、会社に就職するのと同じ感覚や割のいいアルバイトという感覚で普通にセックス産業に流れていることで、採用のレベルが上がり、見た目や育ちがよくなかったりすると、セックス産業にさえ入るのが難しくなっているという現実。
女性にとって経済的に行き詰ったときの最後の手段ではなくなってしまっている。
この先どこへいくのだろうか。

~ もくじ ~

はじめに
序章  女子大生と貧困
     3人に1人が売春予備軍
第1章 副業としてのセックス
     貧困ライン8万5000円
第2章 風俗志願者が増え続ける理由
     採用率30パーセント
第3章 個人売春の現在
     援交目的が9割
第4章 セックス市場の価格相場
     都心と地方の価格差1.6倍
おわりに

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

99年頃を頂点に市場が降下したのは、規制が厳しくなったのに加えて、インターネットによって女性の裸が珍しくなくなって価値が薄れて、若い世代を中心に裸にお金を払わない層が登場。それに加えて、男性たちの所得が総じて減少したことが理由に挙げられる。(P191)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

結婚もせず、働いても貧困相当の生活で、将来が明るくなる気配はない。唯一の武器だった裸やセックスも、もはや誰も買ってくれなくなる日も近い。女性たちはカラダを売るという選択以外の、まったく別の道を考えなければならない分岐点に立っているのだ。(P221)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(2041日)、、、
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book20130211
読書メーター – atasinti

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