日本の「労働」はなぜ違法がまかり通るのか? (星海社新書)
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今野 晴貴
講談社
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就職ではなく就社するという日本の労働体制が今日のブラック企業がはびこる原因だったのですね。
これを正すのはかなり大変ですが、このままでは日本は滅んでしまう。。。
~ もくじ ~
はじめに どうすれば、日本の過酷な「労働」を変えられるのか?
第1章 「サービス残業」は、なぜなくならないのか?
第2章 労働法は「強い人」だけのものか?
第3章 労働組合の仕事は、「春闘」なんかじゃない
第4章 日本の労働こそが、世界一「資本主義」
第5章 「違法労働」の歴史と構造
第6章 過酷な労働、そして社会をどうやって「変える」のか?
おわりに
参考文献
~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)
とかく日本では、「権利」という言葉が呪文のように唱えられ、これをつぶやくと国がやってきて何かを実現してくれると思い込みがちだが、実際には権利とは、契約など市民相互の関係に基づいて請求するものであり、常に「争って勝ち取るもの」なのである。(P33)
~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)
終身雇用や年功賃金が日本型雇用の本質的な特徴なのではない。
本当は、こうした「属人」処遇、つまり、具体的な仕事を単位に仕事のやり方や限界・限度についての共通基準が設けられるのではなく、むしろ、労働者がどれだけ企業の命令を「自発的に」受容するか、で評価される点に最大の特徴があるのだ。(P191)
これで、、、2007年07月13日以降(2146日)、、、
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