講談社
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円谷プロの第6代社長だった円谷英明さんによる円谷プロの栄枯盛衰。
子どもの頃、ウルトラQにウルトラマンやウルトラセブンを、そして弟が小さかった頃ウルトラマンAやウルトラマンタロウを、そして息子が小さかった頃ウルトラマンティガやウルトラマンガイヤを楽しませてもらったウルトラシリーズですが、テレビの向う側では、ドロドロの権力争いが行われていたんですね。
この円谷英明さんの著書も、祖父や父を称賛する一方で、叔父さんや従兄をこきおろしているあたり、一族内の骨肉の争いのその根の深さを物語っています。
~ もくじ ~
はじめに-怪獣が身もだえしたわけ
第一章 円谷プロの「不幸」
第二章 テレビから「消えた」理由
第三章 厚かった「海外進出」の壁
第四章 円谷プロ「最大の失敗」
第五章 難敵は「玩具優先主義」
第六章 円谷商法「破綻の恐怖」
第七章 ウルトラマンが泣いている
おわりに-祖父・円谷英二が残した日記
円谷プロ略年表
参考文献
~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)
当時の特撮は、CG(コンピュータ・グラフィックス)に慣れた今の視聴者から見れば、ちゃちな子供だましと言われるかもしれません。ただ、これだけは言えます。特撮にはでこぼこした手触り感があります。それは実物だけが持つ迫真です。どう壊れるかはやってみなければ誰にもわかりません。作った人が、こうなるだろうと考える決めつけを、あっさり裏切ります。全能ではない生身の人間と、なかなかその想いに応えてくれない素材が織りなす、結果が予想できないドラマです。(P9)
~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)
つまり、円谷プロ単独では、テレビ局の放送枠をとれませんが、力のある外部の企業の支援が得られれば、多少、番組の普遍性に難があったとしても、TBSの経営陣が円谷プロを毛嫌いしていたとしても、放送することができるのです。(P132)
これで、、、2007年07月13日以降(2196日)、、、
読んだ本 450冊 (1日平均0.2冊)
読んだページ 103235ページ(1日平均47ページ)
(´・ω・`) 1日平均冊数が0.01冊減っちゃった。