いじめと探偵

いじめと探偵 (幻冬舎新書)
阿部 泰尚
幻冬舎
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いじめの解決のために探偵が必要な時代に?
学校が、先生が、いじめに対して全く機能していないことが理由だが、その原因は、モンスターペアレントの存在、つまり結局は親にあるのだろう。
それにしても、この探偵さんは良心的で、子どものことを第一に考えてくれると~ってもすばらしい人。
いじめ対応を行なっている探偵も増えているそうだが、みんながみんな、この探偵さんのように立派な人ではなく、最終的な解決に至らないのにバカ高い報酬を要求する探偵もいそうなので注意が必要。

~ もくじ ~

はじめに
第1章 探偵にいじめ相談が来るのはなぜか?
第2章 なぜ、いじめられている事実を親に隠すのか?
第3章 子供のいじめもカメとセックスがらみに
第4章 低年齢化する集団レイプ、猥褻行為の強要
第5章 教育現場の機能不全で、いじめの質も変化している
第6章 子供をいじめまら守るために、大人ができること
あとがき

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

大人の側が子供の世界に分け入って、そこで起きていることから目を逸らさない姿勢を持たない限り、いじめはなくならないし減少しない。子供は大人の世界を真似ていじめを行なっているのだから、大人の世界が変わらない限りいじめは減らないのだ。(P214)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

日本語は便利なもので、「窃盗」という犯罪を「万引き」という言葉で言い換えて、罪悪感を薄れさせるように、「いじめ」という言葉は「恐喝」「強要」「暴行」「障害」「売春」「損壊」「強盗」の言い換えにすぎません。(P219)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(2241日)、、、
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book20130830
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