幻冬舎
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藤田一照さんと山下良道さんの対談による仏教の話。
仏教とはどんなものかがとてもよーくわかります。
もやもやしていたものがすべて消えさり、はっきりと見える感じ。
本当の仏教が求めているものは、修行を行なうことで「なる」ものではなく、思いを手放すことで「見えて」くるものだということ。
日本の仏教は中身が抜け落ちて形だけが残った仏教1.0、治療に来た人にアレコレやっているようで肝心の治療は何もやっていない病院みたいなもの。
最近アメリカで流行り出した仏教やビルマの仏教は仏教2.0、心の治療や指導を行なうものの、思いを手放すことを教えないため、うまくいかない人が大半。
そして思いを手放すことを教えるお二方の仏教が仏教3.0だということで、結局それは経典をひも解いてみれば、2500年前にブッタが教えていたこと。
仏教は宗教ではなく哲学だったのか。。。
それにしても、このお二方は、なんであんなに偉そうに話すんだろう、、、
しかし、怒りや苦しみや悲しみから解放されるということは一方で、楽しみや喜びもなくなるということで、そんな生き方がホントに幸せなんだろうか・・・
~ もくじ ~
はじめに
第一章 僕たちはなぜ安泰寺で出会ったか?
第二章 「アメリカ仏教」からの衝撃
第三章 マインドフルネスという切り口
第四章 「瞑想メソッド」を超える
第五章 アップデートする仏教
第六章 「仏教3.0」へ向けて
あとがき
付録
参考文献
~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)
自分に問題意識がないのに仏教に出合っても、それは単なる教養と変わりないわけで、ただ知識が増えるだけで自分は何も変わらない。仏教、つまり仏の教え、仏に成る教えというぐらいだからやっぱり「教え」として出合わなきゃいけないと思う。単なる情報とか知識じゃなくて「教え」として受け止められる、あるいは教えとして見えてくるというのは、こっちの側にもそういうものを求める心がなければそういうことにならないわけですよね。(P27)
これで、、、2007年07月13日以降(2312日)、、、
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