官能教育

タイトルに「教育」という言葉が付いておりますが、教育のお話ではありません。
最終章以外は「不倫」というものが人間にとっていかに重要なものかということをあれやこれやと解説した本です。
最終章はちょっと話が変わって、キスをしただけで、いやそれ以前には手が触れただけで、ドキドキしたものなのに、セックスをした後は、キスもただの前技になってしまう。それではつまらない、もっと一生、そんなドキドキを感じられるような生き方をすべきというお話。
中々おもしろい考え方。
さっそく(+_+)\(-”-

~ もくじ ~

はじめに
第一章 人にはなぜ愛人が必要なのか
第二章 愛はいつまでも続かない
第三章 官能教育
第四章 どうして不倫はいけないのか
第五章 窮極の贈り物
第六章 セックスに対抗するのはキスしかない
おわりに
注一覧

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

実際、ほとんどの男性にとって一夫多妻制は災いであり、逆にほとんどの女性にとっては良い待遇である。一夫多妻制なら、より多くの女性が、有力な成功者と関係を持つという選択肢を得られる。下位の無力な男たちが生殖権を奪われることはあっても、女性がそうなることはほとんどないのだ。つまり、一般に単婚制は女性にとって利益であると考えがちであるが、実際には男性、特に中位もしくは下位の男性にとって快適な制度なのである。単婚こそは男性を平等にする。(P61)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

社会がそんなに大きな矛盾を抱え込んでいるとしたら、むしろ悪いのは罪を犯した人間のほうではなく、罪を犯さざるを得なくした「倫理」のほうではないかと思えてくる。(P116)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(2350日)、、、
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book20131216
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