アラフォー男子の憂鬱

アラフォー男子の憂鬱 (日経プレミアシリーズ)
常見 陽平 おおたとしまさ
日本経済新聞出版社
売り上げランキング: 64,133

現在アラフォーの男性4人、団塊ウニアなどと呼ばれている彼らが、自分たちの世代が生きてきた時代、環境について、言いたいことを言っています。
教育に関してはかなりいいことを言っています。
なんだかんだいいつつも、彼らには人数が多いという強みがあります。
近い将来、彼らが主流の時代がやってくることでしょう。
団塊世代と彼ら団塊ジュニア世代に挟まれた私たちには、こんな世代論さえ語られることがないさびしさが・・・

だけど、、、40代が自分のことを「男子」と言うなよ!

~ もくじ ~

はじめに
第1章 僕たちはなぜガンダムが好きなのか 早水健朗
第2章 バンドブームと僕たちのキャリア 常見陽平
第3章 アラフォー世代は「後追いブーム」世代である
     -アラフォー男子の憂欝な座談会 Part1
第4章 デジタルネイティブの憂鬱 赤木智弘
第5章 初代「ゆとり世代」としてのアラフォー おおたとしまさ
第6章 社会の実験台であり続けた、端境期の僕たち
     -アラフォー男子の憂欝な座談会 Part2
おわりに

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

しかし、その果実を程よく受け取るのは、ある程度その文化が浸透した後に入ってくる人たちだ。だいたい、ゲームもパソコンも僕たちはある主の「オタク」としてそれを扱うのだけど、その時点ではとても怪訝な顔で見られる。しかし、文化としてそれが浸透して当たり前になると、それが「流行の最先端」に変化してくる。「流行の最先端」というのは、決してその技術や分野自体の最先端ではなく、世間に認知されて受け容れられた時点での最先端なわけだ。(P159)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

そもそも「人材育成」と「教育」は似て非なるものである。食材にしても木材にしても、「材」と呼ばれた時点で死んでいる。生きていた魚をさばいて切り身にしたものは食材と呼ばれる。「食べるため」という目的に合致する形に整えられたものが食材だ。期を伐採して、余計な枝葉を切り落とし、ちょうど柱として使えるような長さ太さに削ったものを木材と呼ぶ。たとえば「建物の柱にするため」という目的に合致する形に整えられたものが木材だ。同様に「人材」というとき、何らかの組織の歯車として昨日するという目的のために整えられた人のことを指すことになる。(P175)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(2416日)、、、
読んだ本   506冊 (1日平均0.21冊)
読んだページ 117217ページ(1日平均48ページ)

book20140220
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