正義の偽装

正義の偽装 (新潮新書 554)
佐伯 啓思
新潮社
売り上げランキング: 4,001

確かに私たちは「民主主義」について誤解しているかもしれない。
「国民」とは誰なのか、「主権」とは何なのか、理解できていないかもしれない。
ただ、、、
この本の著者の「日本は天皇主権に戻るべきだ」という考えには賛同できない。
いや、この本にもそんなことが明記されている訳ではない。
でもそれがページのあっちこっちから染み出てくるんだよなぁ。。。
(´・ω・`)

~ もくじ ~

まえがき
第一章 時代閉塞をもたらしたもの
第二章 空気の支配
第三章 正義の偽装と「ミンイ」大合唱
第四章 領土を守るということ
第五章 成文憲法は日本人の肌に合うか
第六章 「石原慎太郎」という政治現象
第七章 「維新の会」の志向は天皇制否定である
第八章 「国民主権」という摩訶不思議
第九章 「経済学」はなぜ信用されないのか
第十章 「皇太子殿下、ご退位なさいませ」が炙り出したもの
第十一小 「砂漠の経済学」と「大地の経済学」
あとがき

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

確かに安倍首相は「ムード」を変えたのはいいのですが、問題は、実は変わってしまった「ムード」にあるのです。あまりにひょこひょこと時々の状況に応じてムードが変わること自体が問題というほかありません。(P5)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

しかし、これだけの経済大国であり成熟経済の段階に達してしまった日本が中国や韓国やインドと同様に成長したら、それこそとんでもないことです。成長率が落ち、停滞に陥るのは当然のことといわねばなりません。いや、それを停滞と見る必要もないのです。(P19)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(2427日)、、、
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book20140304
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