イスラムの人はなぜ日本を尊敬するのか

イスラムの人はなぜ日本を尊敬するのか (新潮新書)
宮田 律
新潮社
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アメリカべったりのマスコミ報道のせいで、イスラム=テロのような印象をもってしまう日本人が多いけれど、実は親日派の人が多く、日本人は尊敬されているというお話。
もっとも、この本を読めば読むほど、イスラムの方々が尊敬している日本は今の日本ではなく、日露戦争でロシアを破り、アメリカと戦争し、アジアの国々を結果として欧米の植民地から解放した戦前の日本のような気がしてくる。
また、この本の著者はアメリカよりもイスラムに親しみを覚えている親イスラムの方なので、だからこそイスラムの方がたも彼に親しみを感じてくれていると思うし、彼の周りのイスラムの方々は親切なのだと思うので、この本の内容を100%鵜呑みにすることはできない。
しかし、マスコミが伝えるイスラムのイメージもまた偏っているということを知るべきです。

~ もくじ ~

はじめに
第1章 イスラムの人々は義理・人情がお好き
第2章 イスラム世界で接した親日感情
第3章 歴史の中で醸成された親日的心情
第4章 イスラムは暴力的な宗教か?
第5章 遊牧民のもてなし文化
第6章 日本への注文
第7章 中国・韓国との競合
おわりに

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

だが、援助はただばらまけばよいというわけではない。日本の税金がうまく使われるように監査を行ない、効果的な経済援助を考えて行く。決して政治腐敗の温床になるような支援であってはならないし、国民の福利を考慮しない政府に財政支援を行ない続ければ、日本に対するイメージも低下してしまう。(P178)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(2574日)、、、
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book20140726
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