ぽんぽんぽんぽんぽーん
「ひと~つ、人の世、生き血を啜り、ふた~つ、不埒な悪行三昧、みぃ~つ、醜い浮世の鬼を、退治てくれよう、桃太郎」
時代劇と言えば、そんな桃太郎侍が好きだったおとうさんですが、今ではNHKの大河ドラマ以外はほとんど見てません。
というか、時代劇、今もやってるんだっけ?
この本はそんな時代劇への応援歌です。
時代劇は、もともと時代の先端技術を取り入れた最新のエンターテイメントだったのに、なぜ、ワンパターンな古くさいものになってしまったのか、そのわけがよくわかりました。
我が家の子どもたちは時代劇には見向きもしません。
しかしそんな子どもたちも「JIN-仁」は見てました。
時代劇が生き残るには、マンガやゲームに題材を求めるしかないのか?
~ もくじ ~
はじめに
第一章 時代劇の凋落
第二章 時代劇は「つまらない」
第三章 役者がいない!
第四章 監督もいなくなった・・・
第五章 そして誰もいなくなった
第六章 大河ドラマよ、お前もか!
おわりに
~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)
「伝統を守る」ことは、先例をただ遵守すりことではない。培ってきた技術を背景に、現在のテクノロジーに合った形で、現代の顧客の心に届く表現をしていくことなのだ。(P85)
~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)
巨大産業になったことで、テレビ局に入社する人間はクリエイティブな志の強い者よりも、「人気企業だから」と受けにきた優等生ばかりになった。そして、文化・芸能・芸術に対する「歴史」を知らないし興味もない人間が決定権のある立場で跋扈する。時代劇は、そんな状況の被害者になったといっていい。(P161)
これで、、、2007年07月13日以降(2662日)、、、
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