本当は怖いだけじゃない放射線の話

本当は怖いだけじゃない放射線の話 (WAC BUNKO)
大朏 博善
ワック
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とりあえず「放射線」というものがどういうものか、何が危なくて何が危なくないのかということがよくわかります。
ビッグバンによる宇宙の始まりから始まる壮大な物語。
そして最後は日本の原子力発電の安全神話へと繋がります。
この本は2002年に書かれた本ですが、残念ながら今年、その最後のところが神話でしかなかったことがわかってしまいました。。。
それ以外はとっても役に立つ本です。

~ もくじ ~

まえがき
第1章 放射線は「異常で怖い」ものか
第2章 生命は放射線の海の中で進化した
第3章 自然放射線を浴びて平気なのはなぜか
第4章 生物機能を高める「ホルミシス現象」
第5章 どんなときに障害が現れるか
第6章 こうして放射線研究は進んだ
第7章 原爆の放射線被害とは何か
第8章 チェルノブイリとJCOの場合
第9章 原発から放射線が出ているか
第10章 放射線を活かして使う知恵
あとがき

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

また生殖機能、つまり男性では精子を作る機能、女性では卵子を作る機能もダメージを受けやすい。
(略)
「細胞分裂が盛んな臓器ほど放射線に弱い」のである。(P116)

~ もうひとつなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

造血機能の急性被曝によって機能低下が起きる「しきい値」は五百ミリシーベルト
精巣の急性被曝によって一時的不妊が起きる「しきい値」は百五十ミリシーベルト
同じく永久不妊が起きる「しきい値」は三千五百ミリシーベルト
卵巣の急性被曝によって一時的不妊が起きる「しきい値」は六百五十ミリシーベルト
同じく永久不妊が起きる「しきい値」は二千五百ミリシーベルト(P121)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(1377日)、、、
読んだ本   249冊 (1日平均0.18冊)
読んだページ 56730ページ (1日平均41ページ) + 413ページ
(ページ数および下記グラフにページ数が反映されていない本が2冊あります。221ページ+192ページ)


読書メーター – atasinti
 

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