本能寺の変 431年目の真実

【文庫】 本能寺の変 431年目の真実 (文芸社文庫)
明智 憲三郎
文芸社
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明智光秀の子の末裔という著者が本能寺の変の真実に迫ります。
もちろんこの本の内容も諸説の中の一説にすぎず、この本もまた、数ある文献の中で自説に都合のよい部分のみを引用している可能性があります。
しかし歴史と言うものは勝者によって書き換えられるものであり、とくに豊臣秀吉、徳川幕府、そして明治政府によって定説は作られているということを知らなければなりません。
そんな中でこの本の内容は、もっとも面白くそして真実味を帯びている気がします。
この本の内容を原作に、明智光秀を主人公とした大河ドラマを作ってほしいな。
 
~ もくじ ~

プロローグ【問題だらけの本能寺の変の定説】
第一部 作り上げられた定説
 第1章 誰の手で定説は作られたか
 第2章 定説とは異なる光秀の経歴
 第3章 作られた信長との不仲説
第二部 謀反を決意した真の動機
 第4章 土岐氏再興の悲願
 第5章 盟友・長宗我部の危機
 第6章 信長が着手した大改革
第三部 解明された謀反の全貌
 第7章 本能寺の変はこう仕組まれた
 第8章 織田信長の企て
 第9章 明智光秀の企て
 第10章 徳川家康の企て
 第11章 羽柴秀吉の企て
第四部 叶わなかった二つの祈願
 第12章 祈願「時は今あめが下なる五月かな」
 第13章 祈願「国々は猶のどかなるとき」
エピローグ【本能寺の変の定説を固めた国策】
謝辞
付録1 本能寺の変「日表」
  2 光秀「年表」
参考文献

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

さて、戦国武将が子の代の生存と繁栄に責任を果たそうとした思いを現代人は共感できるであろうか。自分自身がどう生きるかに追われて、その思いは希薄な気がする。次世代のために何をすべきか、何を残して何を残さざるべきかを考えることにもっと頭脳と時間を使わねばならないのではなかろうか。(P324)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(2809日)、、、
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book20150321
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