はじめての不倫学

はじめての不倫学 「社会問題」として考える (光文社新書)
坂爪 真吾
光文社 (2015-08-18)
売り上げランキング: 2,768

「不倫」を社会問題として学問的にとらえ、不倫によって心身ともに傷つかないように、不倫に感染しないようなワクチンを考えるというものですが、結局のところ、その不倫ワクチンの案とは、合法的な不倫のシステム化だったりするのは、なんとも面白い。
もっとも、不倫といってもいろいろあるわけで、そのことを考えてみるだけでも意味があることかもしれない。

~ もくじ ~

プロローグ
第1部 不倫学入門
 第1章 現代社会における不倫の現実
 第2章 不倫を学問する
 第3章 不倫を歴史で考える
第2部 不倫ワクチンを開発せよ
 第1章 職場環境と人間関係の整備
 第2章 夫婦関係や家庭を壊さない婚外セックス
 第3章 婚外セックスを前提とした夫婦関係
 第4章 希望としてのポリアモリー
終 章 無防備からの卒業
あとがき 「野暮」と「粋」の狭間で

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

重要なのは、「いつ、どこで感染しやすいのか(感染経路)を明確にした上で、「感染する確率を減らすためにはどうすればいいのか」という予防策(ワクチン)と、「もし感染してしまった場合、どうすれば本人の重症化、及び周囲への感染(感染拡大)を最小限に食い止められるか」に関する処方箋だ。(P9)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

性的志向の問題を「病気」や「犯罪」に還元して、当事者をバッシングすることは誤りである。その意味でも、不倫は個人の問題ではない。(P222)

 
 
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book20150826
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