朝日新聞出版 (2015-09-11)
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オタクを第一世代から第四世代に分けて、それぞれの世代のオタクについて解説、これは中々面白いです。
そして現在の第四世代オタクを市場とするビジネスについて、ちょびっとだけ考えてみていますが、これはとっても陳腐。。。
確かに昔のオタクと今のオタクは異なるようです。
知識を誇っていた昔のオタクに対して、態度で示す今のオタク。
物を集めるのではなく、イベントに出かける今のオタク。
その違いはよくわかるのですが、「わたし○○オタクなの」という自称オタク、オタクというよりは単なる○○ファンと呼んでいい人までをひっくるめてオタクと呼ぶのはちょっと違和感を感じます。
いや「オタク」という言葉の意味自体が変わったのだということなのかもしれない。
そうであれば、オタクに変わる新しい言葉が必要なのかも。
~ もくじ ~
はじめに オタク市場は「拡大」している
序章 「リア充オタク」の誕生
第1章 コミュニケーションツール化したオタク
第2章 「知識」から「態度」へ ~日本のオタク変遷史~
第3章 現代オタクのタイプ別生態
第4章 いま求められている商品とサービス
第5章 現代オタク大座談会
あとがき
~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)
オタクとは今や、一生ついてまわるような「タイプ」でもなければ、パーソナリティの根幹をなす「アイデンティティ」でもなくなっており、手軽で着脱可能な消費の対象ともなる「キャラ」になっています。(P144)
~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)
これまで「オタクなんか自分たちと関係ない」と思っていたすべての企業、すべてのビジネスマンは、オタクという存在・オタクから発せられる文化を、狭い世界の閉じた話題として片づけることはできなくなりました。(P266)
これで、、、2007年07月13日以降(2996日)、、、
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