喜婚男と避婚男

喜婚男と避婚男 (新潮新書)
ツノダ姉妹
新潮社
売り上げランキング: 14343

「女の時代」はいつの間にか終わっており、密かに「男の時代」になっている。
しかし昔のような「24時間働く男」の時代ではなく、オウチの中で静かな幸せを楽しむ喜婚男と避婚男の時代。
でもマスメディアはそれでは儲からないから、新しい「男の時代」が来たとは言わない。
ということを、バブル絶頂期にグイグイ言わしてたツノダ姉妹が書いてます。
きちんとリサーチされた結果で今の時代をとてもよく表してます。
またそれをマスメディアがいかにごまかして、モノを買わせようとしているかも中々的を得ているように思います。
なるほど、最近「ハガネの女」とか「BOSS」とか、やたら強い女のドラマが流行ってますが、それは実は、喜婚男と避婚男も消費に興味がないから、なんとか「女の時代」を終わらせず女性たちに消費活動を続けさせようというマスメディアの最後のあがきのような気がしてきました。

~ もくじ ~ 

はじめに 「男の時代」がやってきた?
第1章 女は外へ、男はオウチへ
第2章 オウチこそ男のフロンティア
第3章 世界に向かって幸せを叫ぶ喜婚男
第4章 結婚から逃避する自由を得た避婚男
第5章 手にした自由の代償は?オトコたちのこれから
おわりに 東日本大震災の後で

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

考えようによっては、モノが日々安くなり、お金のかかることがカッコ悪いと言われ、見栄も張らずに質素でいることがエコでクールと誉められる世の中なんて、とてもラクちんで素敵ではありませんか。時代に流されすぎないように立ち止り冷静に俯瞰して考えれば、違った一面も見えてくるものです。(P13)

~ もうひとつなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

初対面の保険のオバサンにパッと人生設計をされてしまうほど、男性の生き方はシンプルなものだったのです。今やそんな画一的なライフプランを信じられる男性は減り、望むと望まざるとにかかわらず、多様化した生き方の中から選択する自由が与えられたのです。(P155)

 

これで、、、2007年07月13日以降(1432日)、、、
読んだ本   261冊 (1日平均0.18冊)
読んだページ 59418ページ(1日平均41ページ)

読書メーター – atasinti

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