1989年

1989年-現代史最大の転換点を検証する (平凡社新書)
竹内 修司
平凡社
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1989年は、日本では昭和天皇崩御、ヨーロッパではベルリンの壁崩壊、中国では天安門事件、などなどと、今の世界へと続く大きな転換期であった。
そんな1989年の様々な出来事に繋がる歴史的背景などについて考える本。
東ヨーロッパの社会主義各国はなぜ崩壊したのか、というのがメイン。
とてもわかりやすい。

~ もくじ ~ 

プロローグ
第1章 昭和天皇のトラウマ
第2章 社会主義が目指したもの
第3章 冷戦の構図
第4章 鄧小平、ゴルバチョフの登場
第5章 天安門事件-「改革開放」とブルジョア民主化の間
第6章 東欧の「逆ドミノ革命」
第7章 ソ連・東欧の軛はなぜ緩んだか
エピローグ ― 一九八九年以降のソ連
あとがき
参考・引用文献
関連年表

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフノページ)

壁の崩壊というドラマと、その迫力ある映像がなかったならば、プラハの「ビロード革命」は一週間後に実現しただろうか。一か月後、ルーマニアの人々はチャウシェスクに対して立ち上がる勇気を見つけられただろうか。(P173)

~ もうひとつなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフノページ)

かりそめに与えられたはずの権力を、かりそめであるが故に正当化する体制はこうして続き、「権力は腐敗する。絶対的権力は絶対的に腐敗する」(アクトン卿)落とし穴にはまっていく。(P194)

 

これで、、、2007年07月13日以降(1454日)、、、
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