奪われざるもの

奪われざるもの SONY「リストラ部屋」で見た夢 (講談社+α文庫)
清武 英利
講談社
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SONYの「リストラ部屋」に送られた人、あるいは自らそこへ入った人がどんな人だったのか、なぜそこへ入ることになったのか、その記録です。
「出る杭を求む」であったSONYという会社が、いつの間にか、「出る杭は打たれる」普通の会社になってしまっていたことがよくわかります。
早期退職者を募ると優秀な人から辞めていく。
この本に出てくる方々はSONYを出た後にそれなりに成功を収めた方々のようです。
しかし、おそらくはその何倍もの、物語にはならない、今なおもがき苦しんでいる多くの方々がいるということを忘れてはいけないでしょう。
 
~ もくじ ~

第1章 凋落の予兆
第2章 ターニング・ポイント
第3章 技術者の矜持
第4章 リストラ志願
第5章 マイレージ、マイライフ
第6章 切り捨てSONY
第7章 終わらない苦しみ
第8章 リストラでも奪えないもの
あとがき
文庫版のためのあとがき
解説―後藤正治

~ なるほどな一文 ~ (リンクはinbookの該当セリフのページ)

新しい世の中や画期的な発明、発見はたいてい異端者によってもたらされてきた。(P37)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(3246日)、、、
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book20160531
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