ゴジラとエヴァンゲリオン

ゴジラとエヴァンゲリオン (新潮新書)
長山 靖生
新潮社
売り上げランキング: 2,337

ゴジラ(と言ってもシリーズ化され正義の味方となったゴジラではなく、初代の人類にとって恐怖の対象であるゴジラ)とエヴァンゲリオンが好きな著者が、ゴジラとエヴァンゲリオンについての個人的な解釈と個人的な想いを綴った本。
そんなわけで、ゴジラ(と言ってもシリーズ化され正義の味方となったゴジラではなく、初代の人類にとって恐怖の対象であるゴジラ、えっ? しつこいって?)とエヴァンゲリオンが好きな人が読むと、「そうそう、その通り」という箇所だけではなく、「いやいや、それはちょっと違うんじゃないの?」という箇所ももちろんあるわけですが、それはそれで楽しんで読めるわけです。
そして、シン・ゴジラがああなったわけですね、わかります!
 
~ もくじ ~

はじめに ゴジラとエヴァは私たちに何をもたらしたのか
第一章 ゴジラ 核と敗戦の怪獣
第二章 増殖する怪獣 スター化するゴジラ
第三章 エヴァンゲリオン ロボット・人造人間・オタクの物語
第四章 再構築されるエヴァ 錬金術・終末論・庵野秀明の作家性
第五章 ゴジラとエヴァ その反復と再生
おわりに シンであるほうへ 蘇る怪獣と無在原点
あとがき
主要参考文献

~ なるほどな一文 ~ (リンクはinbookの該当セリフのページ)

視聴者は新しい驚きを求めるが、といってまったく未知のものには反応しない。驚く前に戸惑い、楽しむ前に遠退いてしまいかねない。作り手は需要者が楽しめるような「分かるようでいて謎めいている」「新しさを感じさせるが、意味が感じ取れる」ラインを探らねばならない。それがオタク的知のありようであり、日本的な創作方法だった。(P175)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(3326日)、、、
読んだ本   740冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 176825ページ(1日平均53ページ)

book20160819
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