東京オリンピック 「問題」の核心は何か

東京オリンピック 「問題」の核心は何か (集英社新書)
小川 勝
集英社 (2016-08-17)
売り上げランキング: 4,147

オリンピックはオリンピック憲章からかけ離れた方向へと向かっています。
そしてそれはオリンピック委員会だけでなく、マスコミも含めて大いなる間違いを犯しています。
東京オリンピックのごたごたの根本原因はそこにあるわけです。
結果として経済効果があるにしても、オリンピック開催の目的に経済効果を上げることがそもそも間違いなのです。
東京オリンピックはいかにして少ない予算で大きな見せ場を作ることができるか、あと4年、そこをもっともっと突き詰めてほしいと思います。
そのためには勘違いの根源である今の東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の委員の方々、とくに会長には辞めてもらった方がいいと思うわけですが・・・
 
~ もくじ ~

序 章 一九六四年の光と、二〇二〇年の影
第一章 オリンピックは「開催国のために行う大会」ではない
第二章 オリンピックは「国同士の争い」ではない
第三章 オリンピックに「経済効果」を求めてはならない
終 章 オリンピックの理念は「勝敗」ではない
【資料】2020年東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会の準備及び運営に関する施策の推進を図るための基本方針
参考文献
おわりに

~ なるほどな一文 ~ (リンクはinbookの該当セリフのページ)

勝利は素晴らしいものだが、スポーツにおいて最も価値のあるものではない。勝利以上に価値があるのは、先週の個人的な成長であり、精神の深まりである。そしてもちろんフェアネスの遂行である。つまりスポーツにおいては、強いだけでは不十分なのだ。勝利は二の次ということではない。勝利だけだは不十分ということである。(P84)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはinbookの該当セリフのページ)

大ざっぱに言えば「代表チームはブームを作る。国内リーグが文化を作る」と言っていいだろう。
文化になるには、人々による歴史の共有と、地域性が重要になる。(P150)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(3334日)、、、
読んだ本   742冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 177257ページ(1日平均53ページ)

book20160827
atasintiさんの読書メーター
 

コメントを残す