反オカルト論

反オカルト論 (光文社新書)
高橋 昌一郎
光文社 (2016-09-15)
売り上げランキング: 1,757

霊媒師ミナ・クリントンのウソを奇術師ハリー・フーディーニが暴いた話は面白かったです。
ただ、途中からオカルトと科学の不正がごっちゃまぜになっちゃっていて、ちょっと違和感を覚えました。

小保方晴子さんが行った数々の不正は確かに許されるものではないと思いますし、科学者の一人として著者が憤慨するのももっともなことだと思います。
しかし不正を行った小保方晴子さん本人や理化学研究所への罵倒だけでなく、STAP細胞が存在するはずがないと断定し、オカルトだなんだと罵倒する様は、まるで、自分たちの理論に合わないもの、自分たちが理解できないもの、地動説やそれを唱えるコペルニクスを罵倒する天動説の学者のみなさんの姿を見ているようでした。
 
~ もくじ ~

はじめに―「学」と「欺瞞」の関係
第一章 なぜ騙されるのか
第二章 なぜ妄信するのか
第三章 なぜ不正を行うのか
第四章 なぜ自己欺瞞に陥るのか
第五章 なぜ嘘をつくのか
第六章 なぜ因習に拘るのか
第七章 なぜ運に任せるのか
第八章 なぜ迷信に縛られるのか
おわりに
参考文献

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(3371日)、、、
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book20161003
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