たとえ世界が終わっても

たとえ世界が終わっても ──その先の日本を生きる君たちへ (集英社新書)
橋本 治
集英社 (2017-02-17)
売り上げランキング: 2,472

大きいことはいいことだ、人類が生まれてからずっと続いてきたこの大きいことはいいことだという世界はついに終わりを告げることになった、イギリスのEU離脱はそれを物語っているというお話。
アレキサンダー大王の時代から大航海時代、さらには第一次、第二次世界大戦まで、大きいことはいいことだから領土を広げようと競争してきた。第二次世界大戦後、領土拡大はできなくなったが、今度は経済圏を拡大しようと競争してきた。そんな時代はもう終わったのだ、経済はもうこれ以上大きくなれない限界点に達したのだというお話。
よくわかるお話だけど、そんなことはわかっていますよ。
じゃぁ、どうすればいいんだ?
という答えはこの本にはありません。
経済はもう拡大できないことを認識して、その先を考えてねで終わっています。

~ もくじ ~

まえがき
序 章 イギリスのEU離脱を見ながら考えた
第一章 バブルになるとどうなるのか
第二章 「ヨーロッパ」という謎を解く
第三章 経済は飽和したら終わるものだ
第四章 バブルを経て「社会」が消えた
第五章 なにを言ってもムダな人たち
第六章 世界が終わった後に
終 章 不思議な王子様のモノローグ -私は中学生のときにバブルを見た
あとがき 川喜田研

~ なるほどな一文 ~

人は、若いと「未来」を考えます。「この先どう生きていったらいいのかがよく分からない」という状況にあったら、どうしたって「未来」を考えます。「未来」を考える限り、その人は若い。「未来」を考えなくなったら、その人はもう若くない。(P5)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(3521日)、、、
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atasintiさんの読書メーター
 
 
政治家も企業の経営者もマスコミも、またネットでそれらの人をバカにしている人たちも、そして私もバカです。
でも、今の世の中バカばかり、だからバカじゃない私の話を聞け、そんな上から目線の話し方は、ちょっと気分が悪くなります。
しかしこの本も、結局わかりきっていることしか書いていないし、同じ話を言葉を変えて何度も何度も話しているだけの言葉遊びに過ぎない気がします。
「昔はよかった」と縁側でくだまいている、小金持ってる暇な爺さんの話なのです。
しーゆー。
 

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