科学的とはどういう意味か

科学的とはどういう意味か (幻冬舎新書)
森博嗣
幻冬舎
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科学を知識の一つと考えると大きな間違いに陥る。
科学とは、考え方(考える方法)、生き方(生きる方法)のこと。
科学的に考えず思考停止に陥ると危険だったり不利益を被ったりする。
ということをわかりやすく解説。

うんうん、その通りだ、という内容が多く感じたのは、私が理系人間だから?

前にも書いたように思うけど、自分たちが理系に進むか文系に進むかを決めるとき、私は迷わず理系に進んだが、私の親しい友人の多くは文系に進んだ。
友人「なんで理系に?」
私「だって、覚えないといけない社会が2科目もあるなんて考えられないよ。」
友人「えぇ?覚えればいいだけじゃない。」
このとき、文系脳と理系脳があると感じたものです。

いやいや、理系・文系と分けることがそもそも科学的でない、とこの本でも言っていたではないか(^^;

それにしても、最近「それはいいから結論を先に言って!」という発言をよく聞くなぁ。。。

~ もくじ ~ 

まえがき
第1章 何故、科学から逃げようとするのか
第2章 科学的というのはどういう方法か
第3章 科学的であるにはどうすれば良いのか
第4章 科学とともにあるという認識の大切さ
あとがき

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

しかし、こんなふうに科学を賛美することもまた、科学的とはいえない。科学は、自由社会や民主主義のように謳歌するべきものではあるけれど、素晴らしい素晴らしいといくら言っても、科学は前に進まないし、また、そういったイメージで無闇に広めることも、科学の本意ではない。(P92)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

科学の発展とは、そういった「神」の支配からの「卒業」だったのだ。(P130)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(1497日)、、、
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