「意識高い系」の研究

「意識高い系」の研究 (文春新書)
古谷 経衡
文藝春秋
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混同されがちな「リア充」と「意識高い系」の違いについて解説しています。
「意識高い人」と「意識高い系」の違いについても述べられています。
分かりやすい内容です。
「リア充」も「意識高い系」もインターネット上で使われ始めた言葉ですが、この言葉を使っている方々がこの本に書いてある定義にしたがって使っているどうかはわかりません。おそらくは違う意味で使っていることが多いんじゃないかとも思います。

本当のリア充は、現在ん仲間たちとの生活で十分満ち足りているから、それを他者にひけらかしたり見せびらかしたりすることはないし、また彼らはその必要性を感じていない。
自分の生活がどれだけ充実しているか、自分はいかにすばらしい人たちと交流があるかということをひけらかしたり見せびらかしたりしないと生きていけない人たち、それが「意識高い系」。
でも、リア充っぽい生活をしていることを見せびらかすことは一生懸命するけれど、ホントのリア充に近づくための努力はしない、努力なんて泥臭いからいや、それが「意識高い系」。
 
~ もくじ ~

はじめに―「意識高い系」と「リア充」
第一章 リア充は「意識高い系」の裏側に隠れている
第二章 「意識高い系」の心理 大義と欲望
第三章 列伝
おわりに―「意識高い系」を超克するために

~ なるほどな一文 ~

東京はもはや高度成長期の膨大な人口移動が一通り終焉した後の安定期にあり、東京都そのごく周辺で生まれ育った地元民が、我が物顔でそこかしこに闊歩する排他的な「巨大な地方」の一つに過ぎないのである。(P77)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(3556日)、、、
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atasinti – 読書メーター
 
 
「意識高い系」の人たちのこれでもかこれでもかという感じの多くのTweetやFacebookの投稿は、「早くリア充になりた~い」という妖怪人間ベムの叫びだったんですね。
しーゆー。
 

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