中央公論新社
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アドラーの著作を一冊も読んでいないけれど、簡単な解説書を読んで、アドラーのことを知った気になりたい、、、
そんなおとうさんにもってこいの本でした。
心の病を治すためには「原因」を探るのではなく、本人も意識していないかもしれない「目的」を探るというのは、その通りなのかもしれません。
~ もくじ ~
まえがき -誤解だらけのアドラー心理学
序章 アドラーの人生と執筆活動
1章 アドラー心理学の独創性
『個人心理学講義―生きることの科学』
2章 大切なのは「これから」
『生きる意味を求めて』
3章 遺伝や環境のせいにするな
『人生の意味の心理学』
4章 汝自身を知れ
『人間知の心理学』
5章 タイプ分けにご用心
『性格の心理学』
6章 人生の課題から逃げる人たち
『人はなぜ神経症になるのか』
7章 子どものためにできること
『教育困難な子どもたち』
8章 罰でもなく、甘やかしでもなく
『子どもの教育』『子どものライフスタイル』
9章 自分自身を受け入れるには?
『個人心理学の技術Ⅰ-伝記からライフスタイルを読み解く』
『個人心理学の技術Ⅱ-子どもたちの心理を読み解く』
10章 他人の評価は気にするな
『勇気はいかに回復されるのか』
11章 それは「衝動」だけでなく・・・・
『恋愛はいかに成就されるのか』
~ なるほどな一文 ~
社会制度が個人のためにあるのであって、個人が社会制度のためにあるのではない。(P60)
~ もう一つなるほどな一文 ~
私は子どもの能力、無能力を信じない、あるのは教師の能力、無能力だけである。(P182)
これで、、、2007年07月13日以降(3652日)、、、
読んだ本 815冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 195926ページ(1日平均53ページ)
atasinti – 読書メーター
しかし、これは心理学の本なの?
まるで理想を語る哲学書みたいなんですが、、、
それは著者がもともと哲学者だったからなのか、あるいは、本来は数多くのカウセリングの内容などが書かれているアドラーの著書だけど、そういった具体的な個所はするっとスルーしてそこから得られた結論だけが書かれているからなのか、、、
それを知りたけりゃ、アドラーの著書を読めって?
その通りですね。
ちなみに巷のアドラー解説書は誤解だらけらしい・・・
しーゆー。