京都ぎらい 官能篇

京都ぎらい 官能篇 (朝日新書)
井上章一
朝日新聞出版 (2017-12-13)
売り上げランキング: 3,365

本の帯に「まこと、京都はエロい街」と書いてありましたが、残念ながら、今の「京女」がエロいというお話でありません。
古えの貴族社会は性的に大いに乱れていて、部下を手懐けるために美女を与えたりしたという、そんなことはもう十分知ってますと言うお話と、その後は京都に遊廓が作られ、男が「京へ行く」と言えば「京都の遊廓に行く」という意味だったというお話。
そして、そんな京都から、性的なイメージが一掃されたのは、新幹線が通り、女性の客が多く訪れるようになったため。
ということで、かなり肩すかしをくらってしまった本なのでした。

ところで、京都ぎらいと言ってますが、著者は本当に京都が好きなんだなぁと思います。
嫌いなのは、洛外の人を差別する洛内の人のことのようですが、洛外の人を洛内の人が差別していると言うのも、実のところは洛外の人である著者の思い込みなのかもしれません。

~ もくじ ~

まえがき
一 古典と嵯峨
二 白拍子のかくれ里
三 京都はかわった
四 武者をとろけさせる女たち
五 共有された美女
六 王朝の力
あとがき

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(3814日)、、、
読んだ本   861冊 (1日平均0.23冊)
読んだページ 207233ページ(1日平均54ページ)

atasinti – 読書メーター
 
 
京都と言えば、先日テレビで、今の京都は訪問者が多すぎて困っているというようなことをやっていました。
だったら、拝観料や入場料をバカ高くすればいいんじゃないか?
えっ、そんなことをしたら、日本人客は来なくなって、金だけはたっぷり持ってるマナーの悪い中国人だらけになってしまうって?
それはまずいかも・・・

スマホを含めて、どこもかしこも撮影禁止の場所だらけにするっていうのもいいかもしれません。
「京都はインスタ映え禁止です!」なんてね。
そこまでしなくても、三脚を禁止するだけでも、少しは平和になるのではないでしょうか。
しーゆー。
 

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