兼好法師 – 徒然草に記されなかった真実

兼好法師 - 徒然草に記されなかった真実 (中公新書)
小川 剛生
中央公論新社
売り上げランキング: 956

徒然草の作者は、と聞かれたら吉田兼好と答える人が多いんじゃないでしょうか。私もその一人です。
しかし、兼好が生きていた時代の資料には、卜部兼好(うらべ の かねよし)あるいは兼好法師という名は出てくるけれど、吉田兼好と言う名は出てこないのです。
どうやら後世に捏造されたようです。
というわけで、兼好法師の真実を探る本です。

~ もくじ ~

はしがき
第一章 兼好法師とは誰か
第二章 無位無官の「四郎太郎」-鎌倉の兼好
第三章 出家、土地売買、歌壇デビュー -都の兼好(一)
第四章 内裏を除く遁世者 -都の兼好(二)
第五章 貴顕と交わる右筆 -南北朝内乱時の兼好
第六集 破天荒な家集、晩年の妄執 -歌壇の兼好
第七章 徒然草と「吉田兼好」
参考文献
年譜
索引

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(3817日)、、、
読んだ本   863冊 (1日平均0.23冊)
読んだページ 207727ページ(1日平均54ページ)

atasinti – 読書メーター
 
 
とにかく読みずらい本でした。
この本に書かれた内容もまた、一説にすぎないのかもしれません。
徒然草は後世に見出されたものであるし、兼好法師自身は歌壇では多少名が知られる存在ではあったものの、表にはあまり出ない、ひっそりと生きていた引きこもって一人で日記を描いていた、そんな人だったのかもしれません。
しーゆー。
 

コメントを残す