日本史の内幕

日本史の内幕 - 戦国女性の素顔から幕末・近代の謎まで (中公新書)
磯田 道史
中央公論新社
売り上げランキング: 59

「武士の家計簿」「殿、利息でござる!」の磯田道史が、古文書に書かれた歴史の裏側を紹介してくれます。
もちろん、これらの古文書に書かれた内容が真実とは限りませんが、嘘だとした場合になぜそのような嘘を書いたのかを考えることで見えてくる歴史もあるのです。
中々面白い。
 
~ もくじ ~

まえがき
第1章 古文書発掘、遺跡も発掘
第2章 家康の出世街道
第3章 戦国女性の素顔
第4章 この国を支える文化の話
第5章 幕末維新の裏側
第6章 ルーツをたどる
第7章 災害から立ち上がる日本人
人名索引
初出一覧

 
~ なるほどな一文 ~

歴史教科書は、政府や学者さんの願望にすぎない。「国民のみなさん、われわれの歴史はこんなものでした。このように思っていてください」と、彼らが信じていて欲しい歴史像が書いてあるだけである。歴史の用語をおぼえるにはいいが、歴史観が見に付くものではない。(Pi)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(3861日)、、、
読んだ本   874冊 (1日平均0.23冊)
読んだページ 210322ページ(1日平均54ページ)

atasinti – 読書メーター
 
 
私たちが学校で習った日本史は、所謂「薩長史観」によるもので、偏ったものと言えます。
そして、意味のない年号をなぜ覚えさせられたのか、なんとなくわかった気がします。
きっと歴史について考えさせないためだったのですね。

この先生の古文書あさりは仕事というより趣味の世界、古文書オタクとも呼べそうな世界ですごいです。
「武士の家計簿」「殿、利息でござる!」の映画が面白い理由もわかります。
この先生の他の書籍も読んでみたいと思いました。
しーゆー。
 

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