宇宙に命はあるのか

宇宙に命はあるのか 人類が旅した一千億分の八 (SB新書)
小野 雅裕
SBクリエイティブ
売り上げランキング: 185

これまでの宇宙への挑戦について、宇宙パイロットたちではなく、裏で働いていた技術者たちにスポットをあてたすばらしい本。
常識をぶち破り、人類が新たな一歩を踏み出すことができたのは、彼ら彼女らエンジニヤやプログラマたちがそれまでの常識にとらわれていた周囲や上層部の反対を説得し、実現へこぎつけた努力あってのことなのです。
そして、さらに未来へと創造を膨らませます。
技術の進歩に大事なもの、それはイマジネーションなのです。

~ もくじ ~


新創世記
プロローグ
第一章 幼年期の終わり~宇宙時代の夜明け
最初のフロンティア
第二章 小さな一歩~技術者のアポロ
異世界の空
第三章 一千億分の八~太陽系探査全史
命の賛歌
第四章 Are we alone?~地球外生命探査最前線
Pale Blue Dot
第五章 ホモ・アストロルム~我々はどこへ行くのか?
エピローグ

 
~ なるほどな一文 ~

ドラマでよくあるような、誰かの感動的な一言で反対していた人の心が急に動く、などということは現実にはあり得ない。常識という名の巨大な岩に突然羽根が生えて飛び去ることはない。長い時間をかけて忍耐強く押し続け、ゆっくりゆっくり動かすしかないのである。(P140)

 
~ もう一つなるほどな一文 ~

もしかしたら現代は、人々がイマジネーションを働かせる余裕に乏しい時代かもしれない。テレビやインターネットやスマホが片時も休むことなく情報を吐き出す。自分から頭を働かせなくとも、生活空間はほんの小さな隙間すら情報で埋め尽くされる。旅先の静かな夜や、待ち合わせに遅れた恋人を待つ甘い時間さえ、スマホは余念無く我々の心を情報の鎖に縛り、イマジネーションを働かせる自由を奪う。(P263)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(3881日)、、、
読んだ本   877冊 (1日平均0.23冊)
読んだページ 211027ページ(1日平均54ページ)

atasinti – 読書メーター
 
 
作者はスマホが嫌いということで、否定的な意見が述べられています。
でも、結局はスマホというツールの問題ではなく、使う側の問題、使う人の使い方の問題だと思います。

まだまだ宇宙への挑戦はほんの一歩を踏み出したに過ぎない。
宇宙インターネットとかワクワクもんです。
どんな世界が待っているのか、いろいろ想像してみるのはとっても楽しい。
しーゆー。
 

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