古生物学者、妖怪を掘る

古生物学者、妖怪を掘る―鵺の正体、鬼の真実 (NHK出版新書 556)
荻野 慎諧
NHK出版
売り上げランキング: 4,200

古生物学者の立場で、妖怪と呼ばれているものが実はどんな動物のことであったのかを探ります。
なかなか面白い。
また、角がある動物は基本的に草食であり、人を襲う鬼や悪魔に角があるのはおかしいというのは目から鱗でした。
ただ、もっといろんな妖怪について語ってほしかったなぁ・・
 
~ もくじ ~

まえがき
第一章 古生物学者、妖怪を見なおしてみる
第二章 個文書の「異獣・異類」と古生物
第三章 妖怪古生物学って役に立つの?
あとがき
参考文献
図版の出展一覧

 
~ なるほどな一文 ~

何かわからない種に対して、それぞれの持てる知識を総動員し、額を突き合わせて議論するのが、妖怪古生物学の楽しみの一つと言える。決してその正体が何なのかと、正しさや結論ばかりを求めるものではないのだ。(P105)

 
~ もう一つなるほどな一文 ~

没になったもの、赤の入ったイラストなども、捨てずにとっておくと、それにも十分な勝がある。なぜ没になったか、その理由こそが、小さくて、大きな科学の前進なのだ。(P188)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(4039日)、、、
読んだ本   909冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 219047ページ(1日平均54ページ)

atasinti – 読書メーター
 
 
えっ、もっとまともな感想は書けないのかって?
それはきっと「妖怪の仕業」です。
しーゆー。
 

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