消滅世界

消滅世界 (河出文庫)
消滅世界 (河出文庫)

posted with amazlet at 18.08.11
村田沙耶香
河出書房新社
売り上げランキング: 2,262

 
近未来?
なんとも不思議な世界に迷い込んでしまいました。
そこでは「家族」と「恋愛」が完全に切り離されています。
高度に技術が発展した人工授精によって子どもは生まれ、その子どもを育てるための「家族」の間には、恋愛感情や性欲は存在しない、いや、存在してはいけないものとなっています。恋愛はそれぞれが「外」に恋人を作って行いますが、「ヒト」との恋愛が面倒になった人たちは2次元の恋人と恋愛しています。「ヒト」を恋人にしている人の間でセックスを行うこともありますが、女性は初潮を迎えたら、男性も同じような年齢のときにそれぞれ体内に避妊器具を埋め込まれるため、セックスで子どもが生まれることはありません。そんなわけで「ヒト」と恋愛する人も、さらにセックスをする人も少なくなっていきます。
 
しかし物語はさらに進みます。
実験都市へ移動した主人公。
そこは「家族」の存在も消えうせ、全人類がすべての子どものおかあさんとなるような管理世界。
 
そんな世界に同化する人が「正常」で同化できない人が「異常」なのか、
それともそんな世界が「異常」な世界で同化してしまう人が「異常」で同化できない人が「正常」なのか、
何が正常で何が異常なのかわからなくなってしまいます。
 
~ もくじ ~

消滅世界
解説 彼女と異性愛主義の闘いにおいては「発展障害」に支援せよ 斉藤環

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(4048日)、、、
読んだ本   912冊 (1日平均0.23冊)
読んだページ 219724ページ(1日平均54ページ)

atasinti – 読書メーター
 
 
「家族」は心の安定のために存在し、心を乱す「恋愛」や「セックス」は外で自由に行う世界?
そこだけ取り出すと、もしかしたらこれは理想の世界ではなかろうか!
しーゆー。
 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です