コミュニティー・キャピタル論


江戸時代の日本国内各地で繁栄した近江商人、世界各地で反映している中国温州出身者による企業、そしてトヨタのサプライチェーンの中に、共通の繁栄の秘密があると言う論です。
近江出身であれば顔見知りでなくとも信じ合えるが、近江出身者以外は信じないそんなコミュニティーの存在によって繁栄した近江商人、温州出身であれば顔見知りでなくとも信じ合えるが、温州出身者以外は信じないそんなコミュニティーの存在によって繁栄した温州企業。また明治以降、一部を除いて衰退した近江商人と2011年以降これまた一部を除いて衰退した温州企業のその衰退理由もまた似通っています。
そして、トヨタの場合は・・・

~ もくじ ~

はじめに
第1章 広がってつながる近江商人
第2章 生きるすべとしてのコミュニティー・キャピタル
第3章 温州人コミュニティーの伸展
第4章 異国で繁栄する企業家たち
第5章 進出先社会との共存共栄を求めて
第6章 企業間コミュニティーが成功するには?
第7章 危機マネジメント能力
第8章 繁栄のためのコミュニティーとは
参考文献




これで、、、2007年07月13日以降(4185日)、、、
読んだ本   943冊 (1日平均0.23冊)
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atasinti – 読書メーター


近江人にしても温州人にしても、そこで生まれたからにはそのコミュニティーに属さなければならず、そのコミュニティーの中の決まりにはしたがわなければならない、そこにはそれにともなう息苦しさもあったはずです。

さて、トヨタの場合は、、、
トヨタ生産方式を取り入れている企業は信じ合い、困った事態に陥った会社があれば、みんなで助け合うが、そうでない企業以外は信じない、そんなトヨタサプライチェーン???
このこじつけは、ちょっと無理があるような・・・

そもそもこの本の著者はトヨタ絶賛、トヨタ生産方式大大大絶賛です。
とにかく「トヨタはすばらしい、トヨタ生産方式はすばらしい、ジャストインタイムはすばらしい」の連続です。
東日本大震災後の半導体メーカのルネサスの工場の復興も、まるでトヨタがやりとげたかのような書き方です。

確かにトヨタ生産方式は合理的・効率的な考え方です。
しかし、二次請け、三次請け、さらにその下の下のトヨタさんから仕事をもらわなければやっていけない企業にとっては、いやでもトヨタからのコンサルを受け入れ、トヨタ生産方式を取り入れなければ仕事をもらえない、生きていけない、すべては王様トヨタ様のおっしゃる通りに従いまする~、というそんな関係ではないの?
在庫を持たないジャストインタイムは無駄な在庫を持たない分経費が浮きます。しかし「来月は生産能力の60%の生産予定だったけど、急きょでっかな商談が入ったので、100%稼働でよろしくぅ!」と言われても、生産能力はあっても部品がなければ作れないわけで、「よろしくぅ!」「よろしくぅ!」と下へ下へと伝達していった末端の企業では、それに耐えうる在庫を持っていなければ答えられないのではないか、結局ジャストインタイムは末端の企業に無駄な在庫を押しつけているだけではないのか、そんな疑惑をずっと持っているおとうさんです。
えっ、末端の企業が作れないときは、その企業が大事に大事にしてきた技術やノウハウを王様の命令で開示させてグループ内の他の企業に作らせるから、大丈夫なのがトヨタ生産方式?
いえいえ、王様トヨタ様は殿さま商売なので、そんな予定外の商談はうけないのだよっていうのなら話はちがうかもしれませんが、、、

いずれにしても、トヨタ絶賛の話がこれでもかこれでもかと続くと、なんとなく反発したくなってしまう困ったおとうさんがここにいます。

あれっ、、、
読んだ本の感想を書くはずが、トヨタ生産方式に対する疑念をぶちまける投稿になってもうた、、、
しーゆー。

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