大量廃棄社会

大量廃棄社会 アパレルとコンビニの不都合な真実 (光文社新書)
仲村和代 藤田さつき
光文社
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コンビニで大量の食べ物が廃棄されているというのはニュースなどで取り上げられていたので、知っている人も多いけれど、服についても、作られた服の1/4は、一度も袖を通されることもなく、あるいは店頭に並ぶこともなく廃棄されているというのは、知らなかったのでびっくりです。しかもその裏では、その捨てられるだけの服も含めて大量に作るために、バングラデシュなどの新興国で過酷な環境での長時間の労働を低賃金で強いられている人たちがいるということを認識する必要があります。なぜそのようなことが行われているかと言うと、たとえ捨てることになろうと大量に作って安く売った方が儲かるからです。これはコンビニで、たとえ食品を棄てることになろうとも大量に仕入れさせた方が本部が儲かるというのと似ています。
しかし、ここで考えないといけないことがあります。
それは作る側だけが悪いわけではなく、そう仕向けている消費者がいるということです。わがままな消費者の要望に必要以上に応えるために、そんなおかしな社会が出来上がっているということです。
このおかしな社会を変えるためには一人ひとりの消費者の意識も変えないといけないのです。

~ もくじ ~

はじめに
第1部 アパレル業界編
 第1章 それでも洋服は捨てられ続ける
 第2章 アパレル”生産現場”残酷物語
 第3章 リサイクルすれば、それでいい?
 第4章 「透明性」と「テクノロジー」で世界を変える
第2部 コンビニ・食品業界編
 第5章 誰もが毎日お茶碗1杯のご飯を捨てている
 第6章 フードロスのない世界を作る
第3部 消費者編
 第7章 大量廃棄社会の、その先へ
おわりに
解説 国谷裕子


~ なるほどな一文 ~

「いいものを、安く」ではなく、「いいものを、適正価格で」。それが、これからの賢い消費者の姿だ。(P258)




これで、、、2007年07月13日以降(4326日)、、、
読んだ本   963冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 232829ページ(1日平均53ページ)

atasinti – 読書メーター


一部の低所得の人の犠牲の上に立ったこのおかしな社会を変えようと、努力している方々の話もこの本に出てきますが、それはみんな若者です。
一方で、このおかしな社会を作り上げた方々はいまは定年し年金で悠々自適の生活をしながら、決して自分たちの価値観を変えようとはせず、自分たちが作った社会が歪んでいるなどと考えもせず、自分の思い通りにならない店員などをどなったり、必要以上に細かい要望を挙げたりしているのです。
結局、この方々がいなくなるまで待たないと社会はよくならないんだろうか・・・・
しーゆー。

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