ウンコはどこから来て、どこへ行くのか


ウンコはどこから来て、どこへ行くのか ――人糞地理学ことはじめ (ちくま新書) | 湯澤 規子 | Amazon


生きていくためには、食べることと同じくらいに大切な排泄という行為。しかし自分の体から出したウンコをなぜ人は汚物として扱うようになってしまったのか。
その昔は売られていたこともあった人のウンコ。
ウンコと人の関係について、歴史的、地理的に考察。

~ もくじ ~

プロローグ
第一章 ウンコとは何か
第二章 世界がウンコに求めているものー一番身近なSDGS
第三章 宝物としてのウンコ―近世日本の下肥
第四章 せめぎあうウンコの利用と処理―近代における「物質循環」の再編
第五章 都市でウンコが「汚物」となるー産業革命と大漁排泄の時代
第六章 消失するウンコの価値―地域固有の清掃行政と戦後下水道物語
第七章 落し紙以前・トイレットペーパー以降―お尻の拭き方と経済成長
第八章 ウンコが教えてくれたことー世界の分岐点についてのダイアローグ
エピローグ

参考文献


~ なるほどな一文 ~

しかし、ウンコがかってのように農地に還れなくなったのは、ウンコが「汚い」からなのではなく、私たち自身がウンコに含まれる物質を変化させてきたせいなのである。(P167)


~ もう一つなるほどな一文 ~

しかし、その歴史を振り返ると、ウンコは中世には「畏怖」され、「信仰」され、近世・近代には「重宝」され、「売買」され、「利用」され、近代・現代には「汚物」と名づけられて「処理」され、「嫌悪」され、その結果「排除」され、そして「忘却」されつつ、今日に至る。(P193)




これで、、、2007年07月13日以降(4847日)、、、
読んだ本   1058冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 257257ページ(1日平均53ページ

atasinti – 読書メーター


ウンコドリルの人気など、今でも子どもはウンコが好きなんだよなぁ・・・
しーゆー。

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