なに、この人、おもしろすぎるじゃん!
歌ばっかり歌ってるできそこないと貴族にバカにされ、
源平の武家に翻弄され、
と言いながら、
実は彼らを巧みに利用して、
ほんの場つなぎだったはずが、
やりたいことをやりたいようにやってるうちに、
結果として長期政権に。
みながみな自分のことしか考えない貴族世界において
そんなことをしたらダメとたしなめられながらも京の民と話をしたり、
京の民の生活のことを考えていた、
そんな後白河上皇を京の民も慕っていたという。
「遊びをせんとや生まれけん」
とはまさにこの人の一生をうたった歌。
それにしても、崇徳上皇の一生は悲しすぎる。
父親には嫌われ、世話した弟には裏切られ、死して後は祟り扱い。。。
平清盛や源義経が主役ではなく、
後白河上皇を主役に
彼の目から見た源平の時代を
大河ドラマで見てみたいなぁ。
崇徳上皇が主役の大河ドラマってのも面白いかも。
ちなみに今年の大河ドラマ「平清盛」では松田翔太が後白河上皇を演じるそうです。
どんな描かれ方をするのか、ちょっとだけ今年の大河ドラマの楽しみが増えました。
~ もくじ ~
まえがき
第1章 雅仁親王の誕生と保元の乱
第2章 平治の乱と後白河上皇の失脚
第3章 後白河院制復活と平清盛
第4章 清盛の死と平家の滅亡
第5章 偉大な暗主の最期
~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)
現代風にいうならば、清盛は後白河にとって、「ドラえもん」だった。これまで後白河は、困ったときはいつも清盛に泣きつき、そのたびに清盛は自分の夢を叶えてくれた。(P122)
~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)
なんと、義経の顔は「平家の中のえりくづよりも、なほ劣れり」「向かふ歯の二つさしあらはれ」「せい小さき男の色白かんなるが、当門歯(出っ歯)の少し差し顕れて」と記されているのだ。
つまり、平家の屑男(ぶ男)より劣り、出っ歯でチビだというのである。(P201)
これで、、、2007年07月13日以降(1669日)、、、
読んだ本 318冊 (1日平均0.19冊)
読んだページ 72188ページ (1日平均43ページ)
「読書メーター」にこの本のページ数が反映されないので、グラフは省略。
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