“第二のフクシマ、日本滅亡”と”「反原発」の不都合な真実”

第二のフクシマ、日本滅亡 (朝日新書)
広瀬 隆
朝日新聞出版
売り上げランキング: 444
「反原発」の不都合な真実 (新潮新書)
藤沢 数希
新潮社
売り上げランキング: 278

今回は2冊まとめて。
福島第一原発の事故と放射性物質による被害については、何が真実なのか、よくわかりません。
テレビも新聞も真実を報道しているとは思えません。
そんな訳で「両極端」の本を読み比べてみました。
いますぐ全原発を廃炉にしないと日本全国放射能まみれになり、国外脱出しか助かる道はなくなってしまうという広瀬さんの本と、原子力発電は火力発電よりはるかに安全であり、経済的であり、原子力を利用するしか未来はないと主張する藤沢さんの本。
どちらも、データをもとにそれぞれの主張を行っており、「ふむふむなるほどそうなのか」と読めてしまいます。
これはどうしたことでしょう?
つまりデータを多用する本はあてにならないということです。
データを元に話を展開しているようにみせかけて、実は最初に結論ありきで、その結論に持って行くのに都合のよいデータのみを選んでいるということですね。

なお、広瀬さんの本は、後半はほとんど個人的な感情論です。対して藤沢さんの本は最後まで冷静で理論的なのですが、10年に一度原発事故が起きるとすると補償額はいくらになり・・・50年に一度だと・・・・という感じで、原発事故が起きてもお金で補償すればよいというように読みとれるところはとても賛同できません。たとえ50年に一度でも今回のような事故が起きることはあってはならないことだと思います。お金を払えば済む問題ではありません。

そんなわけで、両極端の本を読んで、ますますわからなくなった原発問題。
二人で討論してくれないかなぁ。。。
もっとも二人で討論したとしても、広瀬さんが途中から感情的になってまともな討論にならなくなってしまいそうな気がするが。。。

~ ”第二のフクシマ、日本滅亡” もくじ ~

序章  次の大事故が迫っている
第一章 六ヶ所再処理工場の即時閉鎖
第二章 全土の原発の廃炉断行と使用済み核燃料の厳重保管
第三章 汚染食品の流通阻止のためのベクレル表示義務づけ
第四章 汚染土壌・汚染瓦礫・焼却灰の厳重保管
第五章 東京電力処分とエネルギー問題
第六章 原発廃止後の原発自治体の保護
あとがき

~ “第二のフクシマ、日本滅亡” なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

保安院は、すでに子供たちから、上から読んでも下から読んでも「ホアンインゼンインアホ」と呼ばれる集団だが、このアホたちが、欠陥原発をつくった原子炉メーカーOBによって乗っ取られていたのだから、何でもあり、という無法地帯である。(P133)

~ ”「反原発」の不都合な真実” もくじ ~

まえがき
第1章 原子力で命を守りたい
第2章 放射線のリスクとは?
第3章 自然エネルギーの不都合な真実
第4章 化石燃料と地球環境問題
第5章 救える命の数は経済の豊かさに比例する
第6章 原子力を理解する
第7章 エネルギーの未来
あとがき

~ “「反原発」の不都合な真実” なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

メディアの商売にとって重要なリスクと、個人の安全にとって重要なリスクは全く別物である、ということは肝に銘じておくべきでしょう。(P47)

 
 
 
これで、、、2007年07月13日以降(1689日)、、、
読んだ本   324冊 (1日平均0.19冊)
読んだページ 73764ページ (1日平均43ページ)

読書メーター – atasinti

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