知性は死なない


知性は死なない 平成の鬱をこえて 増補版 (文春文庫 よ 35-2) | 與那覇 潤 | Amazon

研究者として最盛期を迎えていた30代の半ばに、重度の「うつ」で言葉の読み書きができなくなった著者は、いかに知性を取り戻し、しかし大学を去ると決めたのか。
能力主義の限界を超える、新しい社会の見取図はどこにあるのか。
平成の「反知性主義」を検証し、疫病の令和で孤立する人を励まします。

~ もくじ ~
Prelude 「うつ」の世紀に生きるあなたへ
はじめに 黄昏がおわるとき
第1章 わたしが病気になるまで
第2章 「うつ」に関する10の誤解
第3章 躁うつ病とはどんな病気か
Interlude 大学でいちばん大切なこと
第4章 反知性主義とのつきあいかた
第5章 知性が崩れゆく世界で
第6章 病気からみつけた生き方
おわりに 知性とは旅のしかた
Code1 知性の敗北あるいは「第二のルネサンス」
Code2 大学の中でこれ以上続いてはならないこと
Code3 リワークと私――ブックトークがあった日々
参考文献
文庫版あとがき
解説 東畑開く人――ゲームマスターと元歴史学者ーーそのワイルドな知性




これで、、、2007年07月13日以降(5286日)、、、
読んだ本   1141冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 279102ページ(1日平均52ページ)
atasinti – 読書メーター



末は博士か大臣か。
かっては偉い人の代名詞だった博士と大臣ですが、今やちっとも偉いと思われなくなってしまったのはなぜか、それは博士自身、大臣自身が「知性」を捨ててしまったためであるということがよくわかります。
特に著者が見てきた大学の内側の様子はひどいですね・・・
うつのこともよくわかる本です。
私を含めて、多くの人が誤解している。
最近はやりの多様性ですが、本当の意味での「多様性」とは何かについて考えさせられます。
しーゆー。

コメントを残す