防衛省

防衛省 (新潮新書)
防衛省 (新潮新書)

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能勢 伸之
新潮社
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元フジテレビの防衛庁担当記者だった作者が書いた防衛省の解説書。
警察予備隊が生まれる前からの体制や組織、その目的などがどのように変貌、移り変わってきたのか、また旧日本軍や外国の軍隊とどこがどのように違うのか、などなどについて、多少マニアックな内容を織り交ぜながら書かれています。
これを読むと防衛省のことがよくわかる?
いえいえ、いかに複雑でわかりにくい組織なのかということがわかる程度かも。。。

~ もくじ ~

はじめに―防衛の話はなぜ、ややこしいのか
第1章 日本軍と自衛隊は別物か
第2章 防衛省最古のDNAがなぜ「占領軍世話係」なのか
第3章 マッカーサーはなぜ警察予備隊を作らせたのか
第4章 警察予備隊と保安隊と自衛隊はどこが違うのか
第5章 統合幕僚会議とは何か
第6章 防衛庁と「防衛省」はどこが違うのか
第7章 非武装中立論とは何だったのか
第8章 防衛省のシステムは万全なのか
第9章 残された問題をどう考えるか
第10章 武器の話はマニアのためのものか
おわりに
参考資料

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

基盤的防衛力から動的防衛力への転換というのは、防衛省や関係者にとっては大きな意味を持つ看板の掛け替えだったかもしれませんが、国会で、大きな議論になったようには見えません。三矢研究を巡って、国会で激しい論戦が行われた頃から見ると隔世の感があります。(P200)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

西側諸国が共通の価値とする「言論の自由」、その重要な基盤となるのは「報道の自由」「取材の自由」であり、情報公開です。その国で民主主義の基盤が確立しているのか、政府がどの程度情報公開や取材制限を行っているかは、言葉の壁もあり判りにくいところではあります。ただ、その一端であるミリタリー装備の映像の公開、撮影取材の許可範囲は、言葉がわからなくても見ればわかることです。(P231)

  
  
  
これで、、、2007年07月13日以降(1847日)、、、
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読書メーター – atasinti

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