フォレスト出版
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この本はバカを批判する本ではありません、と「はじめに」に書いてありましたが、読んでみると・・・
○○はバカだ、そんなバカを首相にするような党に投票した国民もバカだ、
△△はバカだ、□□はバカだ、
バカだ、バカだ、バカだ、バカだ、バカだ、バカだ、バカだ、バカだ、バカだ、、、、
バカ批判の嵐。。。
自分はゲーテやニーチェを読んでいる賢者だ。
ということで、バカを治すには、
テレビを見るのを止めて、J-POPを聴くのを止めて、インターネットで情報収集するのを止めて、新聞を読むのを止めて、本屋のベストセラーコーナーに並んでいるようなバカな本を読むのも止めて、あれも止めて、これも止めて、止めて、止めて、止めて、、、
ゲーテやニーチェを繰り返し読めばいいらしい。。。
結構いいことも書いているのですが、他人をバカだバカだと連呼することで全てぶち壊してしまっている感じがなんとも残念。
個人名を挙げてバカだバカだと本の中で連呼することは、作者がこの本の中で批判していた、インターネットで他人を批判するバカと同じレベルであるということに本人は気がついていないようです。
作者が読む価値のない本と批判していた本とこの本は同じレベルの本であることに本人は気がついていないようです。
しかたないよね、作者によれば、バカはバカであることに気がついていない訳だから。
この論調は前にも読んだような、、、と思ったら「この本」でした。
そうだよ、この本を読んだ時に、この人がどんな人かわかっていたはずなのに、、、
タイトルに釣られて、この本を買ってしまった私が一番バカなのか(^^;
~ もくじ ~
はじめに
第一章 「バカ」を治す
第二章 「情報化社会」を治す
第三章 「近代」を治す
第四章 「民主主義」を治す
第五章 「男女平等」を治す
第六章 「正義」を治す
おわりに
~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)
暇な人間ほど忙しがるものです。
本当に忙しかったら、忙しがっている暇はない。(P45)
~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)
政治的意見についても、利きビールのように考えたほうがよい。
「誰が言っているか」ではなく「何を言っているか」が大事です。(P61)
これで、、、2007年07月13日以降(2015日)、、、
読んだ本 407冊 (1日平均0.2冊)
読んだページ 93404ページ (1日平均46ページ)