子どもは判ってくれない

子どもは判ってくれない (文春文庫)
内田 樹
文藝春秋
売り上げランキング: 18619

なぜ子どもは大人が話すことを理解できないのか、それは大人が大人の世界でしか理解できない論理をもとに話をしているからだ、ということで、子ども(若者)に向けて、大人は何を考えているのか、大人とはどういうものなのかを語る本だということですが、おそらくは、多くの子ども(若者)は、難解な「たいへんに長いまえがき」の途中で読むのをやめてしまうに違いない、そんな気がします。
ということで、結局、300ページ以上も、内田先生の「言葉遊び」につきあってしまった。。。
内容的には同意できる点の多い本でした。

~ もくじ ~ 

たいへんに長いまえがき
第一章 はじめて大人になる人へ
第二章 大人の思考法
第三章 大人の作法
第四章 大人の常識
あとがき
文庫版のためのあとがき
解説 橋本治

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

だから、私は「メッセージを発信する」という行為に置いて、最優先に配慮すべきことは、そのメッセージが「正しい」ことではなく、「聞き手に届く」ことだと思う。(P13)

~ もうひとつなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

よく「論理的な人」を「理屈っぽい人」と勘違いすることがあるが、「理屈っぽい人」と「論理的な人」はまったく違う。
「理屈っぽい人」は一つの包丁でぜんぶ料理をすませようとする人のことである。
「論理的な人」は使えるもにならドライバーだってホッチキスだって料理に使ってしまう人のことである。(P103)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(1319日)、、、
読んだ本   235冊 (1日平均0.18冊)
読んだページ 53378ページ (1日平均40ページ) + 413ページ
(ページ数および下記グラフにページ数が反映されていない本が2冊あります。221ページ+192ページ)


読書メーター – atasinti

コメントを残す