僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?

僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか? (星海社新書)
木暮 太一
講談社
売り上げランキング: 924

働いても働いてもちっとも暮らしが楽にならないのはなぜ?
資本主義経済の本質を知ると、、、
((((;゚Д゚))
そうだったのかぁ。。。。。

~ もくじ ~

はじめに しんどい働き方は根本から変えていこう
第1章 僕たちの「給料」は、なぜその金額なのか?
第2章 僕たちは、「利益」のために限界まで働かされる
第3章 僕たちは、どうすれば「高い給料」をもらえるようになるのか?
第4章 年収1000万円になっても、僕たちには「激務」だけが残る
第5章 僕たちが目指すべき「自己内利益」の増やし方
第6章 僕たちは、どういう「働き方」を選択すべきか
おわりに 働き方を変えて、生き方を変えよう!

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

カール・マルクス、ロバート・キヨサキの両氏が「解決策」として提示した内容はまったく異なります。
一方は革命、一方は投資です。
しかし、「資本主義経済の中では労働者は豊かになれない」という主張の前提の部分は、まったく共通していたのです。(P12)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

当然の話ですが、顧客が商品を買うのは、「生産者ががんばったから」「誰かが苦労して作ったから」ではなく、「自分にとってメリット(使用価値)があるから」です。(P155)

 
 
 
これで、、、2007年07月13日以降(1786日)、、、
読んだ本   350冊 (1日平均0.2冊)
読んだページ 80067ページ (1日平均44ページ)

読書メーター – atasinti

首こりは万病のもと

自律神経失調症はほぼ100%首の筋肉疲労の治療で完治する。
うつ症状も、ホントの神経性のうつ病は5%で、95%は首の筋肉疲労の治療で完治する。
あれっ、これ、どっかで読んだことあるような、、、、
と思ったら、2009年に読んだ「コレ」でした。

せっかく読み始めたので最後まで読んだけど、ほとんど同じ内容、、、
とほほ。。。

でも、2009年に「この本に書かれていることが世間一般に広まり、またこの本に書かれているような診断や治療を行う医院がもっとたくさんできればいいのにと願わずにはいられません。」と書いたけど3年たっても、状況は変わっていない、こんなにいい治療法があるのに、ほとんど広がっていない、というのはなぜなんだろうなぁ。。。

なお、今回読んだ本は、その約半分が、著者自身がこれまでやってきたことの自慢、たとえばCTを日本に広めたのは私だというような自慢話と自分の病院の宣伝であったのは、、、
「ストレス」という言葉に惑わされるな!というとってもいい話も書いているだけに、
とっても残念。。。

とにもかくにも、、、
心も体も「うつむかない生き方」を心がけたい。

~ もくじ ~

はじめに
第1章 原因は「ストレス」ではなく「首疲労」だった!
第2章 あなたの首にはこんなに負担がかかっている!
第3章 首疲労治療で完治可能になった16の病気
第4章 首疲労からの脱出に成功した患者さんたち
第5章 なぜ脳神経外科医が「首」に着目するようになったのか
第6章 「うつむかない生き方」のススメ

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

現代の人々は、「ストレスのせい」と言われると、わかったような気になって何でも受け入れてしまう傾向があります。みなさん、仕事や人間関係などで精神的に疲れていますから、多少の心当たりがあるのでしょう。
でも、事実は大きく違っていたのです。「ストレス」という言葉でごまかされないでください。(P21)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

現代は「うつむき社会」です。
この「うつむき社会」という言葉が表しているのは、ひとつには「誰も彼もが、うつむき姿勢ばかりとっている社会」だということ。
ただ、それだけではありません。
「『うつ』へ『向かっている』社会」だという意味もこめられています。(P73)

 
 
 
これで、、、2007年07月13日以降(1784日)、、、
読んだ本   349冊 (1日平均0.2冊)
読んだページ 79763ページ (1日平均44ページ)

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黄金の日本史

黄金の日本史 (新潮新書)
加藤 廣
新潮社
売り上げランキング: 463

教科書の日本史はつまらなすぎる!
と言うわけで、キン(金)とのかかわりを中心に日本史を見直してみると面白いよ、という本なのですが、
なーんでもかんでも「キン」のせいにしてしまっているところは、ちょっと強引すぎる感じも。

そもそも、歴史書はその時々の権力者が自分に都合の悪いところは削除し、自分に都合のいいところを誇張したり自分に都合のいいように捻じ曲げたりしたものなので、「記録」というよりは「小説」というレベルと考えるべきでしょう。
そんなわけで、この本もそんな歴史小説の1つです。

でも、、、

「教科書の日本史はつまらなすぎる!」と言っていたわりには、この本は面白くないんだよなぁ。。。

いや、、、

歴史書と思ってこの本を読むとつまらないけれど、
経済書と思ってこの本を読むと、とても面白いかもしれない。

~ もくじ ~

はじめに
序章 日本で金が発見されるまで
第1章 遣唐使は砂金を持って海を渡る
第2章 金の覇権をめぐる源氏と平家、そして朝廷
第3章 黄金伝説の正体
第4章 金を蕩尽する将軍たち
第5章 信長、秀吉、家康―筋の夢は三者三様
第6章 通貨政策トンチンカン時代
第7章 金流出を止めよ―開国派と攘夷派のウラ側
第8章 双子の赤字を戦さで解消
第9章 ハイパー・デフレが導いた十五年戦争
第10章 ジパングの金庫はもぬけの殻
第11章 ドル経済を支え続けるピエロ国家
主な参考文献

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

こういうのを、役人どもは、
「想定外」
といって逃げる。しかし、これは、平成の現代も原発の是非論でカンカンガクガク叫ばれたように、想定外でもなんでもない。物言えば唇寒しで、役人にとって「想定は害」に過ぎないのだ(笑)。(P117)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

TPPというのは、実に現在のアメリカだけに都合のいい、文字通りTPP(トッポイ)政策なのだということを知らねばならないのである。(P155)

 
 
 
これで、、、2007年07月13日以降(1782日)、、、
読んだ本   348冊 (1日平均0.2冊)
読んだページ 79561ページ (1日平均44ページ)

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インクジェット時代がきた!

インクジェット時代がきた!  液晶テレビも骨も作れる驚異の技術 (光文社新書)
山口 修一 山路 達也
光文社 (2012-05-17)
売り上げランキング: 962

インクジェットと聞くとプリンターの話?
キャノンのインクジェットプリンターとエプソンのインクジェットプリンターが、異なる方式のものだっていうのは初めて知りましたが、
話はそんなプリンターの話にとどまりません。

インクジェットってすげぇ!!!

食べ物だって電子機器だって細胞だって、なんだって作れちゃう!
それこそ将来、細胞レベルで同じ、人のコピーだって作れてしまうかも。
((((;゚Д゚))

~ もくじ ~

はじめに 傾きつつある日本のものづくり産業
第1章 インクジェットとは何か?
第2章 ケーキに印刷、家にも印刷
第3章 2次元から3次元の印刷へ
第4章 物から医療へ
終章 インクジェットで未来はどうかわるのか?
おわりに インクジェットデジタルものづくり革命
主要参考文献

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

供給者は製品に託して情報の束を発信し、消費者はその情報を受信し、解読し、そこから顧客満足を得る。つまり、消費者が消費しているのは本質的には情報の束である。(P163)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

今までは、無数の大量生産品の中から、いかに自分に合うものを選択するかが自分らしさの表現でした。一点物をつくるためのコストが低くなると、既成品から選択するのではなく、消費者自身がつくり手として参加しながら消費する、そうした傾向がより顕著になってくるでしょう。(P195)

 
 
 
これで、、、2007年07月13日以降(1777日)、、、
読んだ本   347冊 (1日平均0.19冊)
読んだページ 79342ページ (1日平均44ページ)

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おじさん図鑑

おじさん図鑑
おじさん図鑑

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なかむら るみ
小学館
売り上げランキング: 110

こっちのページにもあっちのページにも私のことが書いてある、、、
しかたないよね、だって、おじさんだもん。。。

もくじは省略。

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

東京もんは地味で黒い。カラスかよって思うわ~(笑)。(P34)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

酔っぱらいといえばおじさんに勝るものはない。鼻を赤くしたり、立ったまま眠ったり、わかりやすい格好で酔っぱらう。(P46)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(1777日)、、、
読んだ本   346冊 (1日平均0.19冊)
読んだページ 79128ページ (1日平均44ページ)

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GANTZなSF映画論

GANTZなSF映画論 (集英社新書)
奥 浩哉
集英社 (2012-05-10)
売り上げランキング: 2741

GANTZの作者、奥 浩哉さんによるSF映画論。
GANTZの面白さの源がよくわかります。
それにしても多くのSF映画がでてきますが、
私がみていない映画も多く、
どれもこれも見たくなってしまう、
危険(?)な本(笑

~ もくじ ~ 

序 章 漫画家が映画を語る理由
第一章 脚本力と設定力を楽しむ
第ニ章 超私的「キャラクター」論
第三章 名シーンのつくられ方
第四章 アニメと漫画と映画の関係
第五章 美術デザインを愛でる映画
第六章 CGとSF映画の今昔物語
あとがき
掲載映画一覧

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

ハリウッド映画を浴びるように観ていたのは、漫画を描くうえで何かヒントを得たいからではなくて、あくまでも似ないようにするためであり、もっと言えば「誰も観たことがない世界を描くために映画を観続ける」のです。(P17)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

現在のハリウッド映画を馬鹿馬鹿しくくだらないと切って捨てる人もいるでしょうけれど、色々な分野の天才たちが工夫に工夫を凝らして、万人にわかりやすいように、楽しんでもらえるように、多額のお金をふんだんに使ってつくられた、贅沢な代物なのです。(P173)

 
 
 
これで、、、2007年07月13日以降(1776日)、、、
読んだ本   345冊 (1日平均0.19冊)
読んだページ 79001ページ (1日平均44ページ)

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動員の革命

動員の革命 - ソーシャルメディアは何を変えたのか (中公新書ラクレ)
津田 大介
中央公論新社
売り上げランキング: 1918

津田大介さんによるソーシャルメディア賛美シリーズ(?)の最新本。
ソーシャルメディアの活用によって、発言は爆発的に拡散していくようになり、
「○○したい人、いついつどこどこに集まって!」
と告げることで簡単に人を集めることができるようになった。
それはいずれもまぎれもない事実であり、この先、ソーシャルメディアとうまく組み合わせていくことで、これまではできなかったようなことが簡単にできるようになっていくというのもまたまぎれもない事実。

ただ一つ、この本に抜け落ちているのは「発信者の影響力」の観点。

この本に出てくる人はいずれもフォロワー10万人を超えるような、ソーシャルメディア上での影響力がとっても大きい人ばかり。
このような影響力の大きな人の場合は、ささいなことでもその発言は爆発的に広がっていくし、動員も簡単にできてしまう。

しかし、フォロワーが500人に満たないような、多くの利用者の場合、よほど気のきいたことを話すか、あるいはうまく影響力の大きな人にとりあげてもらうかしない限り、その発言はただタイムラインの流れの中に埋もれてしまうだけなのです。
利用者が少ない時間を見計らって、小さな秘密を暴露して、どんな応答があるかドキドキして1日過ごしたけれど、なんの音沙汰もなくてちょっとガッカリ、なーんて経験をした人も結構いるのではないでしょうか。

そしてソーシャルメディアで影響力が大きな人ってどんな人かと言うと、その多くは、所謂「有名人」なのです。

なーんだ、結局元々有名な人じゃないと動員の革命は起こせないのか。

という話にもなりかねませんが、この本の著者の津田大介さんは、元々有名人ではありません。
そんなわけで、フォロワーが500人に満たないような一般人が、どうやったら動員の革命を起こせるようなソーシャルメディア上での影響力の大きな人になれるのか、そういう津田本もあると面白いかも。
いや、もうあるけど、私が読んでないだけかもしれませんが。。。

困ったことに、その手の「わたしはこうやってTwitterのフォロワー1万人超えました」「私はこうやってFacebookのいいね1万人超えました」などという何万円もするバカ高い情報商材がネット上にいくつも潜んでいるんだよなぁ。。。

~ もくじ ~

はじめに―1200人を呼び込む力
第1章 ソーシャルメディア×革命
    「アラブの春」を起こした真の力とは
第1章対話編 モーリー・ロバートソン×津田大介
       ソーシャルメディアで世界は変わったか
第2章 ソーシャルメディア×情報発信
    ムーブメントを起こすために必要なこと
第2章対話編 宇川直宏×津田大介
       ソーシャルメディア時代のスーパースターとは
第3章 ソーシャリメディア×震災
    東北復興のためにできること
第4章 ソーシャルメディア×未来
    新しいマネタイズの方法とは?
第4章対話編 家入一真×津田大介
       ソーシャルメディアの力でマネタイズする
おわりに
特別鼎談 中沢新一×いとうせいこう×津田大介
     「動員」で世の中を変えていこう

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

しかし、オープンなソーシャルメディアが登場して、変わりました。「出る杭」として飛び出したときに、それに呼応してすぐに追いかける人間がでてきたのです。(P44)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

僕が「福島の人たちのために僕たちができることは何かありますかね」と聞くと、彼は「得てに帆をあげてください」と答えました。(P124)

 
 
 
これで、、、2007年07月13日以降(1773日)、、、
読んだ本   344冊 (1日平均0.19冊)
読んだページ 78809ページ (1日平均44ページ)

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「すみません」の国

「すみません」の国 (日経プレミアシリーズ) (日経プレミアシリーズ 157)
榎本 博明
日本経済新聞出版社
売り上げランキング: 1464

欧米人のように自己主張できなければ、これからのグローバル時代は生き残れない。
そんな自己啓発本が多く出ている今の日本。
そして自分はそんな生き方ができない、自分はダメだと嘆く多くの日本人。
そんな日本人の特性の本質に迫ります。
そもそも「いい子」の基準が異なる欧米と日本。
そもそも社会が求めるものそのものが異なる欧米と日本。
そんな簡単に変われるものではないのだ。
そして無理に変わろうとすることで、そもそも持っていた日本のよい点を失くしてしまうことになるのだ。
震災の時に暴動も略奪もなく助け合う日本人に海外の人が感嘆したが、
そんな日本のよい心の「源」を、海外の人に理解してもらうことが必要なのだ。
そんな本です。
ちまたに溢れる欧米称賛に、なんとなく違和感を感じている人、うんざりしている人には心地よい。

~ もくじ ~

プロローグ 日本人はいやらしいか
第1章 蔓延する「すみません」
第2章 日本語は油断ならない
第3章 言いたいことは言わない日本
第4章 いやらしさの裏側
第5章 空気が国を支配する
第6章 ホンネに敏感な日本、タテマエ主義の欧米
エピローグ わかりにくさの深層に
おわりに
参考文献

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

つまり、子ども時代から自己主張して友達を説得するようにと育てられるアメリカ人と違って、日本人は自己主張を抑えて人の言うことに素直に従う、聞きわけのよい子になるようにと育てられるのである。(P138)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

圧力をかけてくるのが理屈なら、対抗のしようもあるし、論破も可能かもしれない。しかし、相手が空気となると、理屈を言ってもどこ吹く風、たとえ正当な理屈で押し返そうとしても、のれんに腕押し。うっかり流れに抗うと、場外に吹き飛ばされてしまう。(P173)

 
 
 
これで、、、2007年07月13日以降(1771日)、、、
読んだ本   343冊 (1日平均0.19冊)
読んだページ 78547ページ (1日平均44ページ)

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日本人のためのアフリカ入門

日本人のためのアフリカ入門 (ちくま新書)
白戸 圭一
筑摩書房
売り上げランキング: 31399

イランの次は、もっとも知らないアフリカについてその真実を知りたい。
と思っても、残念ながらこの本は、アフリカの人が書いたアフリカの国と人についての本ではありません。
もっともケニア入門とかエチオピア入門とかではなく「アフリカ」と一括りにしている時点で、すでにそういう本ではないことを明示していたわけですが。

この本は、アフリカに滞在した日本人記者が書いた、
なぜ日本のマスメディアは「アフリカ」の真実を伝えずに、ステレオタイプのイメージを押しつけるような報道ばかりを行っているのか、
ということがよくわかる本です。

~ もくじ ~

やや長めの「まえがき」
第1章 アフリカへの「まなざし」
第2章 アフリカを伝える
第3章 「新しいアフリカ」と日本
第4章 「鏡」としてのアフリカ
アフリカについて勉強したい人のための10冊
あとがき

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

現代アフリカの紛争を「部族対立」の四文字で括る報道は、紛争の構図を整理したかに見せながら、実際には疑問には何も答えず、アフリカに対する偏見と疑問を読者に植え付けるだけに終わっていると私は考えています。(P127)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

日本の自殺率がソマリアの民間人の戦死率よりも高いというのはm考えようによっては、日本人は世界最悪の紛争地の住民がさらされているストレスに匹敵するストレスにさらされ、自殺に追い込まれているということではないだろうか。(P215)

 
 
 
これで、、、2007年07月13日以降(1767日)、、、
読んだ本   342冊 (1日平均0.19冊)
読んだページ 78327ページ (1日平均44ページ)

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イラン人は面白すぎる!

イラン人は面白すぎる! (光文社新書)
エマミ・シュン・サラミ
光文社 (2012-04-17)
売り上げランキング: 1753

日本在住のイラン人の著者がイランという国について、イラン人について、そしてイスラム社会について、その真実の姿を教えてくれます。
イスラムのシーア派とスンニ派の違いについてもよくわかります。
私たちが、イランという国について、いかに誤解しているかということを痛感させられます。
それは、イランについて、テロとか戦争とか悪いニュースしか流さないマスメディアの影響が大きい。
イラン=アルカイダのような印象を持っている人も多いが、イラン人はむしろイスラム原理主義者からは敵対されているということも、その理由がよくわかります。
もちろん、この本はイラン寄りに書かれた本であることは確かですが、中東の親日国イランについて、我々日本人はもっと理解しないといけない。
もっとも、移住したいか、って言われたら、それはイヤですけどね(^^;

~ もくじ ~ 

前説(はじめに)
第一章 陽気なイスラム教
第二章 豚肉とラマダン
第三章 すべてはバザールと食卓にある
第四章 中東の恋愛不毛地帯
第五章 イランの罪と罰
第六章 学校という名の階層社会
第七章 アラブの中のイラン
エンディングトーク(おわりに)
参考文献

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

理解なき嫌悪は、すなわち差別である。(P8)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

男1「お前、この町で一番美しい娘と結婚するらしいじゃないか!」
男2「ああ、その話、結局やめることにしたんだ」
男1「なんてバカなっ!! 毎日美しくて若い娘とイチャイチャできるんだぞ」
男2「でも、そうなったら、今の女房とも仲良くしなきゃならないだろう」(P119)

 
 
 
これで、、、2007年07月13日以降(1765日)、、、
読んだ本   341冊 (1日平均0.19冊)
読んだページ 78089ページ (1日平均44ページ)

読書メーター – atasinti