ニュースの”なぜ?”は世界史に学べ

ニュースの
茂木 誠
SBクリエイティブ
売り上げランキング: 528

今、世界で起きていること、ウクライナの問題、中東の問題、アメリカと中国の問題、これらは歴史をさかのぼってみることでその本質が、今そこで何が起きているのかが見えてくると言うものです。
とてもわかりやすいです。
ただし、ところどころ思想的にちょっと偏っているところがあるようなので、注意が必要と思われます。
 
~ もくじ ~

はじめに
第1章 ヨーロッパの憂鬱-ウクライナ問題と難民問題
第2章 台頭するイスラム過激派と宗教戦争
第3章 アメリカのグローバリズムと中国の野望
おわりに

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(3235日)、、、
読んだ本   717冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 170936ページ(1日平均52ページ)

book20160520
atasintiさんの読書メーター
 

東京どこに住む?

東京どこに住む? 住所格差と人生格差 (朝日新書)
速水健朗
朝日新聞出版 (2016-05-13)
売り上げランキング: 240

東京一極集中、と言っても、一昔前までは東京の中心部の西側、郊外に人は集まっていました。
しかし現在は、東京の中心部および少し東寄りのエリアに人が集まってきています。
人はなぜ都市に集まるのでしょうか。

インターネットが普及し、別に東京都心部にいなくても、日本全国どこにいても、情報は入手できるし、情報発信もできるし、他の地の人と話もできる現在、地方に移住し、他の人にも地方移住を呼び掛けているブロガーさんもいらっしゃいますが、そんな中で、なぜ人は都心に集まるのでしょうか。

この本の著者によると、本当に知的レベルの高い仕事、クリエイティブな仕事は、いろいろな人との出会いの中から、人と人が対面し雑談する中から生まれるから、そうした仕事を求める人は都心へと集まるのだと言うことです。
少し大都市、それも東京のいいところばかりが列挙されている気もしないでもありませんが、田舎には住めないと若い頃から肌に感じていたおとうさんとしては共感できる点も多いです。
 
~ もくじ ~

まえがき
第1章 東京の住むところは西側郊外から中心部へ
第2章 食と住が近接している
第3章 東京住民のそれぞれの引っ越し理由
第4章 なぜ東京一極集中は進むのか
第5章 人はなぜ都市に住むのか
あとがき
参考文献

~ なるほどな一文 ~ (リンクはinbookの該当セリフのページ)

移動は、その人が持つ能力が試される機会でもある。職業的能力、経済力、コミュニケーション力、テクノロジーへの適応力。これらが高い人であれば、どこに住もうが生きていけるだけでなく、より自分の生き方の好みに見合った場所を探し、楽しく生きられる場所を探して移動を続けていくことができる。いや、備わった能力の問題ではない。むしろ重要なのは、ここぞという時期を見極めて「えいやっ」と移動することのできる勘や行動センスかもしれない。(P5)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはinbookの該当セリフのページ)

都心部に住むこととは、「他人が近くにいること」である。
(略)
つまり人は、知らない人がすぐ近くにたくさん暮らしているという生活を得るために、対価としての高い家賃を支払っているのである。(P154)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(3233日)、、、
読んだ本   716冊 (1日平均0.22冊)
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book20160618
atasintiさんの読書メーター
 

安倍官邸とテレビ

安倍官邸とテレビ (集英社新書)
砂川 浩慶
集英社 (2016-04-15)
売り上げランキング: 27,865

安倍政権によるメディアへの圧力が酷い。
政権に不利な放送があれば番組が偏っていると局長を呼んで指導し、あげくの果てには電波を停めるぞと違憲と思われる発言まで飛び出す始末。
政権寄りに偏った放送をしている日テレやフジの局長を呼びつけて放送が偏っていると指導することはもちろんない。
そして安倍氏は自分の言いたいことだけ言って終わる番組にしか出演しない。
なぜこんなことがまかり通るのか。
この先、日本における表現の自由はどうなってしまうのだろうか。
日本のメディアは、ちょっと脅せば、しゅんとなってシッポを振ってくると完全に安倍政権になめられている。
日本にジャーナリストが育たないから、こうして政権になめられてしまうのだろうか。
日本にジャーナリストが育たないのはなぜなんだろうか。。。
 
~ もくじ ~

はじめに 安倍政権にとってのテレビとは?
第一章 自民党とテレビ
第二章 安倍晋三氏とテレビ
第三章 NHKと民放
第四章 第二次安倍政権によるメディア介入
第五章 「表現の自由」は誰のために
おわりに

~ なるほどな一文 ~ (リンクはinbookの該当セリフのページ)

「表現の自由」は、メディアに関する事項でよく使われる言葉であるため、一見すると「表現の自由はメディアのためのもの」ととられがちだ。しかし、世界人権宣言にあるように、「表現の自由」はすべての人が持つものである。メディアが正確な情報を提供し、国民一人一人が判断できることによって「表現の自由」は具体化される。(P24)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはinbookの該当セリフのページ)

メディアが頑張らねば、国民の持つ表現の自由は行使されなくなる。まずメディアを抑え、続いて個人を抑えることで表現行為を規制していく独裁者の手法は歴史が教えるところだ。(P205)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(3225日)、、、
読んだ本   714冊 (1日平均0.22冊)
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book20160513
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カツオが磯野家を片づける日

カツオが磯野家を片づける日 後悔しない「親の家」片づけ入門 (SB新書)
渡部 亜矢
SBクリエイティブ
売り上げランキング: 723

サザエさん一家を舞台に、親の家の片づけ方についてのあれこれ。
とてもわかりやすい。
それにしても暗い気持ちになってしまうサザエさん一家の近未来・・・

もっとも我が家の場合は親の家の片づけの前に、我が家の片づけをやらないと・・・・・
 
~ もくじ ~

はじめに-こうしてカツオの片づけ地獄が始まった!
プロローグ-葬儀どころではない物だらけの家
Part1 ゴミ屋敷と向き合うカツオの苦悩
    「実家の片づけ」で知っておくべきこと
Part2 カツオが向き合う「物」と「親」
    後悔しない「波平の遺品整理」
Part3 カツオを悩ます波平の遺産と相続税
    磯野家の「お金の片づけ」騒動
Part4 カツオを苦しめる「空き家問題」
    実家を「迷惑資産」にしない方法
Part5 フネも安心!自分で備える「生前整理」
    あとあと遺品整理を楽にする「身辺の片づけ」
エピローグ-団らんを取り戻した「その後」の磯野家
おわりに
参考文献

~ なるほどな一文 ~ (リンクはinbookの該当セリフのページ)

気がついたら、家の中に過剰に物があふれ、人のためではなく、「物のための収納」をするようになり、暮らしを豊かにするはずの物の片づけに苦しむという、「本末転倒」の現象が、多くの実家で起きてしまったのです。(P209)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(3225日)、、、
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読んだページ 170272ページ(1日平均52ページ)

book20160510
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新選組 粛清の組織論

新選組 粛清の組織論 (文春新書)
菊地 明
文藝春秋
売り上げランキング: 35,985

幕末の京都において、反幕の志士たちを切りまくった新撰組、そんなイメージだけど、実は倒した敵の数よりも、粛清した仲間の数の方が多い、そんな組織だった。
そんな粛清された側から見た新撰組、中々面白い。

今回はほとんど触れられなかったけれど、次は最後に警察官になった斉藤一の話を読んでみたいな。
 
~ もくじ ~

はじめに
序 章 新撰組は誰を殺したのか
第一章 芹沢鴨 破天荒な「巨魁隊長」
第二章 山南敬助 謎多き「脱走」の真実
第三章 伊東甲子太郎 「策士」は策におぼれたのか
第四章 近藤勇 粛清の「復讐」に散る
終 章 土方歳三 新撰組の「一分」
引用・参考文献
年表 新撰組と粛清の歴史

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(3221日)、、、
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book20160506
atasintiさんの読書メーター
 

2016年4月の読書のまとめ

2016年4月はなぜこんなに読書量が少なかったんだろう???
不思議だ、、、、、
 
2016年4月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1251ページ
ナイス数:0ナイス

隠れ貧困 中流以上でも破綻する危ない家計 (朝日新書)隠れ貧困 中流以上でも破綻する危ない家計 (朝日新書)
読了日:4月29日 著者:荻原博子
残念な警察官 内部の視点で読み解く組織の失敗学 (光文社新書)残念な警察官 内部の視点で読み解く組織の失敗学 (光文社新書)
読了日:4月26日 著者:古野まほろ
患者さんには絶対聞かせられない ナースのぶっちゃけ話患者さんには絶対聞かせられない ナースのぶっちゃけ話
読了日:4月20日 著者:みずさわじゅん
誰が「橋下徹」をつくったか ―大阪都構想とメディアの迷走誰が「橋下徹」をつくったか ―大阪都構想とメディアの迷走
読了日:4月16日 著者:松本創
眠れないほどおもしろい百人一首: あの歌に“驚きのドラマ”あり! (王様文庫)眠れないほどおもしろい百人一首: あの歌に“驚きのドラマ”あり! (王様文庫)
読了日:4月8日 著者:板野博行

読書メーター
book201604-1
 
 
ココ2年間の読書量の推移

book201604-2
book201604-3
 
 
読書メーターに登録した2007/7以降の月別1日当りの平均読書ページ数の推移

book201604-4
 

隠れ貧困

隠れ貧困 中流以上でも破綻する危ない家計 (朝日新書)
荻原博子
朝日新聞出版 (2016-03-11)
売り上げランキング: 656

高い収入を得ている家庭なのに、お金が貯まらないのは・・・・・無駄遣いが多いから。
当たり前のことしか書いていないんですけどね、、、その当たり前のことが意外と難しい。
 
~ もくじ ~

はじめに
第1章 高収入でも貧困が忍び寄る40代
第2章 「隠れ貧困」解消の基本心得
第3章 一見立地な50代を蝕む「隠れ貧困」
第4章 お金の怖さを知る人、知らない人
第5章 「隠れ貧困」対策編 どうしてもお金が貯まらない
第6章 「隠れ貧困」対策編 ローン、借金を減らすには
第7章 「隠れ貧困」対策編 老後資金の不安に答える
第8章 「隠れ貧困」対策編 病気や介護に備える

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(3214日)、、、
読んだ本   712冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 169792ページ(1日平均52ページ)

book20160428
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残念な警察官

残念な警察官 内部の視点で読み解く組織の失敗学 (光文社新書)
古野 まほろ
光文社 (2016-03-17)
売り上げランキング: 22,525

元警察官の著書が、約15年前に立て続けに起こった4つの大きな警察不祥事をもとに、警察官個人にどのような問題があったのか、警察組織の問題にどのような問題があったのか、それはなぜそのような組織になっていたのか、ということを紐といていきます。警察側に少し寄ってる解説のような気もします。しかし、警察内部にいた人でないとわからないことが多々書かれています。
その後改革されたはずの警察ですが、今なお大なり小なり不祥事は続いています。
「だから警察は・・・」と十把一絡げに警察を語っては、”残念な警察官”と同じなのです。
多くの警察官は、良識と両親を持って身を粉にして働いているということをわすれてはいけません。
あれっ、最近どっかで書いたような文章、、、
 
~ もくじ ~

まえがき
序 章 警察不祥事の読み方
第1章 桶川事件 ~警察署が機能不全に陥るとき~
第2章 神奈川事件 ~本部長独裁の下で~
第3章 新潟事件 ~社会と市民からの遊離~
第4章 石橋事件 ~共感力と想像力の欠如~
終 章 市民の視点、警察の視点

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(3211日)、、、
読んだ本   711冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 169560ページ(1日平均52ページ)


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ナースのぶっちゃけ話

患者さんには絶対聞かせられない ナースのぶっちゃけ話
みずさわ じゅん
彩図社 (2015-11-10)
売り上げランキング: 203,424

病院内での暴露話。
((((;゚Д゚))

でも、こうした話はほんの一部のドクターやナースの話であり、多くのドクターやナースはまじめにそして身を粉にして働いているということを忘れてはいけない。
 
~ もくじ ~

はじめに
第1章 ドクターの裏事情
第2章 隠蔽工作はお手のもの
第3章 ナースの怖ろしい実態
第4章 困った患者さんたち
第5章 押し寄せるモンスターファミリー
おわりに

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(3205日)、、、
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読んだページ 169312ページ(1日平均52ページ)


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誰が「橋下徹」をつくったか

誰が「橋下徹」をつくったか ―大阪都構想とメディアの迷走
松本 創
140B
売り上げランキング: 40,673

私は橋下徹が政治家になる前から、テレビのバラエティ番組で中身のないことをもっともらしく偉そうに話し、自分に反対する者を大声で罵倒し、間違いを指摘されると話をすり変えたりして自分の間違いを決して認めようとしない、そんな橋下徹が個人的に大嫌いです。
政治家になってからはさらに増長し、偉い俺様がこう言っているのにお前たちはなぜそれがわからないのだ、という態度が目に着いてしかたありませんでした。
なのでなぜ彼があんなにもてはやされたのか不思議でなりませんでした。
彼のような人間は無視するのが一番のはずなのに。
その謎がこの本を読んで解けました。
日本のジャーナリズムはどこへ行ってもうたんや、、、
いやもしかしたら日本には最初からジャーナリズムなんてなかったのかも・・・
 
~ もくじ ~

プロローグ 維新の残り火
第1章 一体化するメディア
第2章 検証しないメディア
第3章 標的になるメディア
第4章 批判できないメディア
第5章 忖度するメディア
第6章 凍りつくメディア
エピローグ 「言論の自由」の意味を取り戻すために
引用文献/参考文献
年表「橋下徹とメディアと大阪都構想」

~ なるほどな一文 ~ (リンクはinbookの該当セリフのページ)

問題は彼らと対峙するメディアの側にある。自分たちが利用されようとしている、利用されているかもしれないことに自覚的になれるか。時に自省し、立ち止まって検証することができるか。(P121)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(3201日)、、、
読んだ本   709冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 169088ページ(1日平均52ページ)


atasintiさんの読書メーター