「戦国大名」失敗の研究

「戦国大名」失敗の研究 (PHP文庫)
瀧澤 中
PHP研究所 (2014-06-04)
売り上げランキング: 104,570

戦国時代の敗軍の将にスポットをあて、その真の敗因を探ります。
彼らは単なるボンクラじゃなかったのです。
中々面白い。
現代の政治家との比較については、「戦国大名の○○と現在の△△をいっしょにするなんてそれはちょっと違うんじゃないの?」っていうものもありましたが、それはそれでまた面白かったり。。。

~ もくじ ~

はじめに
第1章 竹田勝頼の致命傷
第2章 足利義昭のしぶとい首
第3章 織田家臣団の有能ゆえの危険な未来
第4章 あり得なかった関ヶ原合戦の計算違い
第5章 なぜ秀頼は豊臣家を守れなかったのか
終 章 政治力はいかにしてでき、いかにして失うか
主な参考文献

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

テレビや小説に出てくる、わがままで自己中心的、奇妙な公家の容姿で陰湿に陰謀を練る姿は、義昭の実像を示していない。
そろそろ、「織田史観」とも言うべき信長絶対史観から、少し距離をおいて見るのも面白いかもしれない。(P87)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

ちなみに、現代でもスタッフの発想しかできない政治家が意外と多い。「自分はうまく立ち回っている」と思い込んでいるのだ。主張を変えたり、政党を自ら壊したり、渡り歩く政治家によく見られるが、しかしそういう政治家は、政治の現場では最も失敗の確率が高いのである。(P202)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(2603日)、、、
読んだ本   568冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 132485ページ(1日平均50ページ)

book20140827
atasintiさんの読書メーター