誰が「知」を独占するのか

誰が「知」を独占するのか-デジタルアーカイブ戦争 (集英社新書)
福井 健策
集英社 (2014-09-17)
売り上げランキング: 12,542

デジタルアーカイブに対する熱い思いが語られています。
10人の権利者のうち9人はデジタル化を希望するけれど、1人は希望しない、あるいは不明者のために、デジタル化ができず、そうこうしているうちにフイルムなどが劣化して、その素晴らしい作品は世の中から消滅してしまう、そんなことにならないようにしたいところですが、中々難しそうです。

個人的には、我が家の数々の音楽や映像のアナログをデジタル化したい。
もちろん、そういうことができる器具もあるけれど中々時間が・・・・・

~ もくじ ~

はじめに
第1章 アーカイブでしのぎを削る欧米
第2章 日本の大規模デジタル化プロジェクトたち
第3章 知のインフラ整備で何が変わるのか
第4章 「ヒト・カネ・著作権」
第5章 最大の障壁「孤児作品」
第6章 アーカイブ政策と日本を、どう変えて行くか
あとがき
主要参考文献
索引

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

公文書デジタルアーカイブのゆくえは、このように「情報を秘匿することによる安全保障」から「情報を開示することによる安全保障」への流れの変化、変化が言い過ぎであればそのベストバランスの結節点に位置しているように思います。(P80)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(2680日)、、、
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book20141112
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