川上 量生
NHK出版
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ドワンゴの会長で、一時期ジブリでプロデューサー見習いをやっていたという著者が、コンテンツとは何か、クリエーターとはどういう人なのか、それを定義しようと試みます。
とてもわかりやすい理論。
一つの結論に達したものの、最後の最後に、でもゲームは違うのよで終わってしまっているところはちょっと残念かも。
~ もくじ ~
はじめに
第1章 コンテンツの情報量とはなにか?
-「脳に気持ちのいい情報」を増やす
第2章 クリエイタ―はなにをアウトプットしているのか?
-「イケメン・美女」を描くのが難しい本当の理由
第3章 コンテンツのパターンとはなにか?
-パターンをズラす、そしてお客とシンクロする方法
第4章 オリジナリティとはなにか?
-天才の定義、クリエイティブの本質はパッチワーク
おもな参考文献
~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)
でも、ほとんどの人にとって、自分の脳のなかにあるイメージをコンテンツとして具体的に再現するのはどうも至難の技のようです。世の中でクリエイティブとされている仕事の多くは、自分の脳のなかにあるイメージをうまく見つけ出して、「こういうものだ!」と現実世界に差し出すことではないでしょうか。(P89)
~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)
なぜ『となりのトトロ』がヒットしたのか。昭和の原風景だとか、現代人の自然に対する回帰の欲望だとか、いろいろ難しいことを言う人はたくさんいる。でも、それは全部、的外れだと思う。トトロが人気になったのは、トトロのお腹がフワフワしてて、なんだか触るとへこんだりして気持ちがよさそうだったからというのが本当の理由に決まっているでしょう。(P169)
これで、、、2007年07月13日以降(2914日)、、、
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