いとも優雅な意地悪の教本

いとも優雅な意地悪の教本 (集英社新書)
橋本 治
集英社 (2017-09-15)
売り上げランキング: 3,264

これは意地悪について書かれた意地悪な本です。
何が意地悪かと言うと、読めば読むほど何が言いたいのかわからないところがこの本の意地悪なところです。
特に後半は善悪の話になっていて、「おいおい意地悪はどこへいってもうたんや」という感じなのですが、それも私が意地悪だからの一言で片づけられてしまってます。

~ もくじ ~

第一講 意地悪とは何か
第二講 メリル・ストリープに学ぶ意地悪の意味
第三講 樋口一葉は頭がいい
第四講 紳士は意地悪がお好き
第五講 紫式部に陰険さを学ぶ
第六講 男と女はどっちが意地悪か
第七講 悪を考える
第八講 それで、この話はどうまとめればいいのだろう
あとがき 天才は意地が悪い

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(3736日)、、、
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atasinti – 読書メーター
 
 
現在は意地悪な人はほとんどいなくなり、暴力を振るう人(言葉の暴力やネットでの暴力的な書きこみを含む)ばかりになってしまった。
それは、意地悪は頭がよくないとできないから。
今はバカばっかり。
というのが作者が言いたいことだったのかな、とかってに理解。

バカばっかりというよりも、経済的に余裕がないことで、ゆっくり考える余裕のない人が増えたためなんでしょうね。
しーゆー。