アメリカ、そして世界におけるリバタリアニズムについて、どんな思想なのか、そしてどんな人がいてどんな活動をしているのかをさらっと。
根本思想は、自由思想、最小国家、社会的寛容のリバタリアンですが、そうはいってもひと塊りにはできないほどいろいろな考え方がいり交じっていることがわかります。

～　もくじ　～

第１章　リバタリアン・コミュニティ探訪
第２章　現代アメリカにおけるリバタリアニズムの影響力
第３章　リバタリアニズムの思想的系譜と論争
第４章　「アメリカ」をめぐるリバタリアンの攻防
第５章　リバタリアニズムの拡散と壁
あとがき
主要参考文献
索引

～　なるほどな一文　～

「かたや日本の状況は相当深刻です。実質的に経営破たんしているのに、政府の支援によって生き延びているゾンビ企業が多くあると聞きます」(P78)

～　もう一つなるほどな一文　～

貧困や弱者への支援を含め、私たちは往々にして現実社会における「影」や「負」への対応を政府に丸投げしてはいないか。そして政府を批判することで私たち自身の「他者への責務」から逃れ、自らを道義的高みに置こうとしてはいないか。(P115)

これで、、、2007年07月13日以降(4403日)、、、
読んだ本　　　980冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ　237227ページ(1日平均53ページ)

リバタリアンとかオバタリアンとかナポリタンとか、なにそれ、食べられるのって感じですが、、、
この本を読んで思ったのは、リバタリアンって危険思想の人たちというよりは夢見てる人たちって感じがしました。
しーゆー。

5月,6月と好調だった読書量ですが、また4月以前の量に逆戻り。
まぁ、暑いから仕方ない・・・というよりも、眠くて読書が進まない・・・

7月の読書メーター
読んだ本の数：6
読んだページ数：1308
ナイス数：0

新聞記者 (角川新書)
読了日：07月26日 著者：望月 衣塑子
報道事変 なぜこの国では自由に質問できなくなったか (朝日新書)
読了日：07月23日 著者：南 彰
フェイクウェブ (文春新書)
読了日：07月22日 著者：高野 聖玄,セキュリティ集団スプラウト
始皇帝 中華統一の思想 『キングダム』で解く中国大陸の謎 (集英社新書)
読了日：07月16日 著者：渡邉 義浩
嫉妬の世界史 (新潮新書)
読了日：07月09日 著者：山内 昌之
脳が壊れた (新潮新書)
読了日：07月04日 著者：鈴木 大介

読書メーター

～　ここ２年間の読書量の推移　～

どれだけ読んだかよりも何を読んだかが重要だということは重々承知。
でも何を読んだかと威張れるような本は読んでいないことも重々承知。
しーゆー。