嫉妬の世界史

嫉妬の世界史 (新潮新書)
山内 昌之
新潮社
売り上げランキング: 270,094


歴史が動く時、そこには人の嫉妬があった、ということで、嫉妬にスポットを当てた世界史。
順不同で話があっちこっちに飛んでしまうところがちょっとわかりにくい・・・

~ もくじ ~

序 章 ねたみとそねみが歴史を変える
第一章 臣下を認められない君主
第二章 烈女の一念、男を殺す
第三章 熾烈なライヴァル関係
第四章 主人の恩寵がもたらすもの
第五章 学者世界の憂鬱
第六章 天才の迂闊、秀才の周到
第七章 独裁者の業
第八章 兄弟だからこそ
第九章 相容れない者たち
終 章 嫉妬されなかった男
主要参考文献
あとがき




これで、、、2007年07月13日以降(4380日)、、、
読んだ本   975冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 236152ページ(1日平均53ページ)

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確かにそこに嫉妬の心はあったかもしれませんが、それだけで歴史が動いたというのはちょっと強引過ぎる気が・・・
しーゆー。

脳が壊れた

脳が壊れた (新潮新書)
鈴木 大介
新潮社
売り上げランキング: 14,648

3年ほど前に読んだ本を再読。
脳梗塞で倒れ、身体的な後遺症は軽かったけれど、高次脳機能障害が残った著者による自身の心と体のルポ。
軽かったら軽かったなりに、廻りの人に病気の影響とは見てもらえず、でも障害の影響でそれを相手にうまく伝えられず、まともに話ができない人とか態度の悪い人と思われてしまう、という苦労があるということを身をもって体験したルポ。
脳に死傷があるとどうなるのかということが、とてもよくわかります。

~ もくじ ~

まえがき
第1章 どうやら脳がまずいことになったようだ
第2章 排便紳士と全裸の義母
第3章 リハビリは感動の嵐だった
第4章 リハビリ医療のポテンシャル
第5章 「小学生脳」の持ち主として暮らす
第6章 感情が暴走して止まらない
第7章 本当の地獄は退院後にあった
第8章 原因は僕自身だった
第9章 性格と身体を変えることにした
第10章 生きていくうえでの応援団を考える
鈴木妻から読者のみなさんへ
あとがき


~ なるほどな一文 ~

いるんだよね。大介みたいな、「典型的な元スプリンター系アスリートの固太りデブ。」へたに昔は身体が動けたタイプだから、いつまでも十代のつもり。現役のつもりでいるから、そうなっちゃうんだよ。お前がやってきたのは短時間高負荷でスキッとするための運動ばっかじゃん。いまの大介に必要なのは、低負荷でも一生毎日続けられる運動習慣だ。ほんと、元アスリートが一番不健康でタチが悪いんだよ。(P195)


~ マイ関連エントリー ~
脳が壊れた 2016.8.24


これで、、、2007年07月13日以降(4375日)、、、
読んだ本   974冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 235946ページ(1日平均53ページ)

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著者が脳梗塞で倒れる前に取材対象にしていたのは、社会の底辺の若者たち。人とうまくコミュニケーションがとれなかったり態度が悪いとみられたりすることで誰からも相手にされず、反社会勢力の下でいいようにこき使われている少年たちや、性風俗で働くしか生きる術がない少女たち。そんな彼ら彼女らの行動や態度が、実は脳梗塞で倒れた後の著者の高次脳機能障害による症状とそっくりだという。つまり彼ら彼女らは性格や態度が悪いのではなく、脳の一部に障害があることで、そうした行動や態度しかとれなかったのではないか。そしてそんな彼ら彼女らの多くは幼いころに親の虐待を受けている。もしかしたら、幼いころに親の愛情を受けずに育つと、脳の機能の一部が発展しないまま育ってしまうのかもしれない。
著者は、優秀なリハビリの先生たちの時間と労力は、お金持ちの高齢者を相手に費やされるのではなく、こうした若者に対してそのパワーを発揮してもらうべきではないかと話します。
考えさせられる問題です。
しーゆー。

新宿二丁目

新宿二丁目 (新潮新書)
伏見 憲明
新潮社
売り上げランキング: 570


新宿二丁目はなぜ、今のようなゲイが集まる街になったのか?
内藤新宿ができた江戸時代から町の変遷を見て行きながら、二丁目で現在ゲイバーを営む著者が、その謎を探ります。

~ もくじ ~

序章
第一章 ”ゲイバー”はいつ日本にできたのか
第二章 伝説のゲイバー・ブランスウィックの二つの顔
第三章 「二丁目」のきっかけとなったイプセン
第四章 淫風の町
第五章 よそ者たちの系譜
第六章 零落の時代
第七章 「要町」と呼ばれたエリア―分断された街
第八章 ゲイバー街の成立条件
第九章 ハッテン場の持つ磁力
第一〇章 アングラ文化の渦中で花開く
第一一章 平凡パンチの時代
終章
参考文献


~ なるほどな一文 ~

「寄るとうるさいんだけど(笑)、オカマちゃんたちはヤクザみたいに悪さをしないからね」(P133)


~ もう一つなるほどな一文 ~

無理に近しくなることもないし、かといって毛嫌いすることもない。同期したいときには、そこに流れるビートに自分を接続すればいいし、聞き流すのも勝手だ。(P262)




これで、、、2007年07月13日以降(4369日)、、、
読んだ本   973冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 235706ページ(1日平均53ページ)

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そうと知らずにそこへ足を踏み込んだことが何度かありますが、別におどろおどろしい街ではありませんでした。
なんとなく近寄りがたい街ですが、歌舞伎町よりも安全な街かもしれません。
しーゆー。

移民クライシス

移民クライシス 偽装留学生、奴隷労働の最前線 (角川新書)
出井 康博
KADOKAWA (2019-04-10)
売り上げランキング: 21,074


奴隷労働のような過酷な生活を強いられている偽装留学生の現場のルポ。

~ もくじ ~

はじめに
第一章 「朝日新聞」が隠すベトナム人留学生の違法就労
第二章 「便利で安価な暮らし」を支える彼らの素顔
第三章 「日本語学校」を覆う深い闇
第四章 「日本語教師」というブラック労働
第五章 「留学生で町おこし」という幻想
第六章 ベトナム「留学ブーム」の正体
第七章 「幸せの国」からやってきた不幸な若者たち
第八章 誰がブータン人留学生を殺したのか
第九章 政官財の利権と移民クライシス
おわりに




これで、、、2007年07月13日以降(4364日)、、、
読んだ本   972冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 235434ページ(1日平均53ページ)

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以前「コンビニ外国人」という本を読みましたが、コンビニのように私たちの目に触れる場所で働いている外国人は、まだそれでもましなほうだということがわかります。私たちが普段目にしない現場で過酷な労働を強いられている外国人たちがいるのです。
留学生とは名ばかりで、過酷なアルバイトをしつつも、日本語学校などから搾取され続ける奴隷のような生活を強いられている人たち。
そして現地の送り出し機関と手を組み日本で利権を貪っている人たち。
朝日新聞などの新聞配達の現場もそのような現場のひとつ。ということで新聞社が、またその系列のテレビがこの偽装留学生の問題を扱うことはほとんどないのです。
私たちは、今の便利な生活がこのような外国人留学生や実習生たちの犠牲の上に成り立っていることを認識し、そしてこれが本当に必要な便利さなのかということを考えなくてはいけない時期に来ています。
日本人がやりたがらない過酷な労働を外国人に行ってもらおうという考えをあらためなくてはいけない。日本人がやりたくない仕事は外国人だってやりたくないという、そんなあたり前のことに考えが及ばなくなっているというのは恐ろしいことで、このままでは、いつかとんでもないしっぺ返しを食らうことになってしまいます。
そうなる前に・・・
しーゆー。

シウマイの丸かじり

シウマイの丸かじり (文春文庫)
東海林 さだお
文藝春秋 (2019-04-10)
売り上げランキング: 19,558


東海林さだおさんのエッセイ。
シューマイでもシュウマイでもなく、シウマイときたら、それは横浜の崎陽軒のシウマイのこと。崎陽軒のシウマイ弁当が大好きなお父さんとしては、これは読まないわけにはいきません。でも、残念ながらシウマイが出てくるのは1話だけ。

もくじ省略


これで、、、2007年07月13日以降(4359日)、、、
読んだ本   971冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 235130ページ(1日平均53ページ)

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東海林さだおさんは、日常の中のどうでもいいようなことを、さもとっても重要なことのようにおおげさに書きたてる天才です。
しーゆー。

声のお仕事

声のお仕事 (文春文庫)
川端 裕人
文藝春秋 (2019-05-09)
売り上げランキング: 145,148


声優さんの世界を舞台にした小説。
バイトをしないと生きていけない駆けだしの声優さんが主人公。
歌って踊る人気の声優さんも多く、華やかに見える声優の世界ですが、まだまだこの小説の主人公のような声優さんも数多く存在しているということを忘れてはいけない。

~ もくじ ~

第一章 声のお仕事
第二章 声のフィッシュダンス
第三章 声の討ち入り
第四章 声のお当番
第五章 声の放浪者
第六章 声のオトモダチ
第七章 声の崖っぷち
第八章 声の大仕事
解説 池澤春菜




これで、、、2007年07月13日以降(4356日)、、、
読んだ本   970冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 234884ページ(1日平均53ページ)

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声優さんには、自分のセリフの番になった時にいかにスムーズにマイクの前に出てくるかという技術も必要というのは、初めて知りましたがなるほどと思いました。
解説で声優の池澤春菜さんが書かれていた、女性声優編、待ってまーす!
しーゆー。

性と欲望の中国

性と欲望の中国 (文春新書)
安田 峰俊
文藝春秋
売り上げランキング: 1,845


中国の性産業あれこれのルポ。
14億人の熱く煮えたぎるエロの最前線。

~ もくじ ~

はじめに 真の中国は「性」から見える
第一章 拝金の性都・東莞の興亡
コラム1 流出がとまらない! 不倫中年たちの赤裸々チャット履歴
第二章 人民解放軍に翻弄された「世界最大の売春島」
コラム2 痴漢同好会に人身売買、中国チャット「暗黒コミュ」のヤバい実態
第三章 AIとエロの奇妙な融合
第四章 貴州ラブドール仙人
コラム3 違法アップロードAVの冒頭に登場する謎の中国語広告
第五章 LGBTの葛藤と柔軟
コラム4 共産党幹部をも蝕む? 中国のセックス・ドラッグ事情
第六章 日本人AV女優ブームの光と影
コラム5 現代中国エロ用語の基礎知識
おわりに 根源的な営みさえも共産党が支配するのか?




これで、、、2007年07月13日以降(4354日)、、、
読んだ本   969冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 234535ページ(1日平均53ページ)

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改革開放路線で解放され、すさまじく大きく花開いた中国のエロでしたが、習近平政権になって取り締まりが強化されしぼみ始めているとのこと。
国民の夜の営みさえも支配しようとする中国共産党政府。
彼の国はどこへ向かうのか・・・
しーゆー。

アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」

アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」 (集英社新書)
中川 裕
集英社 (2019-03-15)
売り上げランキング: 581


ひょんなことから知り合ったアイヌの少女アシリパと日露戦争ろ帰還兵杉元が主人公の日露戦争後の北海道を舞台にしたマンガ「ゴールデンカムイ」です。

その「ゴールデンカムイ」でアイヌ語の監修をしている著者が、アイヌ文化の説明とそれが「ゴールデンカムイ」の中ではどのように表現されているかを解説してくれます。
とてもわかりやすい。

~ もくじ ~

序章 アイヌ文化に人々を惹きつける「ゴールデンカムイ」の魅力
「ゴールデンカムイ」主要キャラクター一覧
「ゴールデンカムイ」あらすじ
第一章 カムイとアイヌ
第二章 アイヌの先祖はどこから来たか?
第三章 言葉は力
コラム① 小樽から見た「ゴールデンカムイ」寄稿:石川直章(小樽市総合博物館館長)
第四章 物語は知恵と歴史の宝箱
第五章 信仰と伝説の世界
野田サトル先生描き下ろし オリジナル漫画
第六章 「ゴールデンカムイ」のグルメワールド
コラム② 黄金の民・アイヌ 寄稿:瀬川拓郎(札幌大学教授)
第七章 「ゴールデンカムイ」名シーンの背景
第八章 アシリパたちの言葉 アイヌ語とは
終章 アイヌ語監修というのは何をやっているのか?
あとがき
「ゴールデンカムイ」をより楽しむためのブックガイド




これで、、、2007年07月13日以降(4348日)、、、
読んだ本   968冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 234305ページ(1日平均53ページ)

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アイヌに特に興味があるわけではありませんが、、、
「ゴールデンカムイ」を読んでみたくなりました。
しーゆー。

ラブノーマル白書

ラブノーマル白書 (文春文庫)
みうら じゅん
文藝春秋 (2019-05-09)
売り上げランキング: 42,637


「人生の3分の2はいやらしいことを考えてきた。」で始まるみうらじゅんさんのエッセイ。週刊文春にて連載されている「人生エロエロ」をまとめて単行本化された「人生エロエロだもの」を改題して文庫化されたものです。

目次は省略。

~ なるほどな一文 ~

友情はあくまで同情の意味で、愛情は単なる欲情だったあの頃――。(P128)


~ もう一つなるほどな一文 ~

今の時代は、「あれしちゃいけない」「これしちゃいけない」が多すぎて、それが面白くないですよ。とくにテレビ、新聞、雑誌は、コンプライアンスにがんじがらめになって、見たことあるようなものばかり作って、安心して、数字が取れないと言って嘆いているっていう状況じゃないですか。(P257)




これで、、、2007年07月13日以降(4344日)、、、
読んだ本   967冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 234043ページ(1日平均53ページ)

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ラブノーマルとはアブノーマルもラブ(愛)があればノーマルになるという意味だそうですが、極々普通の男の話ばかりで、アブノーマルな話はほとんどなかったような・・・
しーゆー。

洗えば使える 泥名言

洗えば使える 泥名言 (文春文庫)
西原 理恵子
文藝春秋 (2019-05-09)
売り上げランキング: 35,372


マンガ家の西原理恵子さんがこれまでに耳にした名言の数々。

~ もくじ ~

はじめに
第1章 仕事の名言
第2章 お金の名言
第3章 男と女の名言
第4章 家族の名言
第5章 生と死の名言
解説 壇蜜



~ なるほどな一文 ~

日本人一人ひとりがブラック企業だと、常々思っていて。バイトなのにすごい真面目に早起きして、「人に迷惑かけちゃいけない」って労働しちゃう。それで欝になったり自殺しちゃったら、何のために働いているのかわからない。(P44)



~ もう一つなるほどな一文 ~

だいたい仕事や私生活が忙しくて充実してたら、人のことを憎んでるヒマないですよ。お店の人に文句言ったり、ネットで誰かの悪口言ったりする人って、相当ヒマっていうか、いろんなことがうまくいってない人ですよね。(P61)




これで、、、2007年07月13日以降(4339日)、、、
読んだ本   966冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 233786ページ(1日平均53ページ)

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西原理恵子さんのこれまでの人生が詰まっていて、とっても面白い!
ところで、テレビの仕事で、さくらももこさんが断ると西原理恵子さんへ、西原理恵子が断るとくらたまさん(倉田真由美さん)に話がいくという流れは面白い。このご三方はまったく違うタイプのマンガを描くマンガ家ですが、テレビって誰でもいいんだろうか・・・
なお、3人とも私が大好きなマンガ家です。

西原理恵子さんの書かれた数々の名言、洗っちゃダメじゃないか?

ちなみに、、、私が個人的にもっともピクっときたのは、最後の壇蜜さんの話というのはここだけの話・・・
しーゆー。