よくも言ってくれたよな


よくも言ってくれたよな (新潮新書) | 中川 淳一郎 | Amazon

中川淳一郎さんがこの2年間のコロナ禍の日本に対して言いたい放題。

~ もくじ ~
はじめに
〈1〉コロナが生んだ悪者たち
〈2〉「呪われた五輪」を忘れるな
〈3〉卑怯なバッシング
〈4〉逆バリに勝機あり
〈5〉ネットに狂うメディアと諸先輩方
〈6〉過剰すぎて、息苦しい
おわりに




これで、、、2007年07月13日以降(5478日)、、、
読んだ本   1178冊 (1日平均0.21冊)
読んだページ 289224ページ(1日平均52ページ)

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内容はともかく、空気を読まずに言いたいことを言う人がいるのはよいことです。
欧米のように新型コロナウイルスもう遅るるに足らずと舵を切るのでもなく、
中国のように0コロナを目指すのでもない、
中途半端な日本ですが、その中途半端なところがもしかしたら日本のいいところなのかもしれないと個人的には思ってますので、中川さんのご意見に100%同意はしていません。
とは言え、でもテレビで放送されることを100%信じちゃいけないのは確か!
しーゆー。

メタバース さよならアトムの時代


メタバース さよならアトムの時代 | 加藤 直人 | Amazon

「メタバース」の解説書の一つ。
作者はメタバース関連サービス企業の一つ「クラスター」の経営者。
人はアトム(物質)から解き放たれ、メタバース(情報)の時代へ。

~ もくじ ~
はじめに
第1章 メタバースとは何か
第2章 メタバース市場とそのプレイヤーたち
第3章 人類史にとってのメタバース
第4章 VRという技術革命
第5章 加速する新しい経済
第6章 メタバースの未来と日本
おわりに


~ なるほどな一文 ~
VRの本質的な価値は、物質や土地の制約から解き放たれて、日常ではできない「非日常体験」を圧倒的な没入感をもって体験できる点にある。さらには、その体験をクリエーターが自分自身で作れてしまう点にあるのだ。だから非日常体験としてのゲームであり、イベントであり、エロなのである。(P210)




これで、、、2007年07月13日以降(5477日)、、、
読んだ本   1177冊 (1日平均0.21冊)
読んだページ 289000ページ(1日平均52ページ)

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メタバース関連企業の経営者だけあって、全編これ、メタバースすごい、メタバース万歳、これからはメタバースだぜって感じの本です。

メタバースの定義もあやふやな中で、今や雨後の筍のように、メタバース関連サービスが起こっています。
なんとなくブログ黎明期やSNS黎明期を思い出します。
あの頃も雨後の筍のように次々とブログサービスやSNSサービスが生まれ、そしてその大半は消えていきました。
あの頃、100を超えるブログサービスに登録して試してみたり、50を超えるSNSサービスに登録して試してみたりしたおとうさんですが、現在、次々と現れるメタバースサービスを試してみようと思えないのはなぜだろう???
年とったからか?

個人的には、
「本当にメタバースの時代ってくるのでしょうか?」
「あと2,3年もしたら、誰もメタバースなんて言わなくなっているんじゃないの?」
とちょっと懐疑的に思ってます。

思い出すのは10年以上前の話。
「セカンドライフ」といういまでいうところのメタバースのさきがけのようなサービスがありました。
登録しようと試みましたが、最初のアバターの作成段階で面倒になってやめました。
だって気に入ったアバターができなかったんだもの。
そもそもアバター作らないといけない点が面倒だったんだもん。。。
ゲームやっている人には入りやすいのかもしれません。
私のようにゲームやらない人間にはとっつきにくいものなのです。
「やりたいことは、今のSNSで十分じゃないの?」
「なんでわざわざアバター作ってわらわらサイバー空間内を移動したりしないといけないの?」
そんな風に思うのは私だけでしょうか???

ブログもSNSもどちらかと言えば利用者側から盛り上がったと思ってます。
そのようなサービスは淘汰はあっても長続きすると思います。
しかし、メタバースはどちらかといえばメディアが先行している気がしています。
メディアが流行させようとしているものは、すぐにすたれてしまうのではないでしょうか。

そうは言っても、私が好む好まずにかかわらず、もしかしたらメタバースの時代が来るのかもしれません。
アバター作ってメタバースに入らないと生活できない時代がくるのかもしれません。
さらに、その先に訪れるのは、、、
「攻殻機動隊」の世界(機械の身体と脳をサイバー世界につなげた世界)なのでしょうか?
それとも、「マトリックス」の世界(身体は棺桶のようなカプセルの中で眠り、電脳世界で生きる世界)なのでしょうか?
この本の作者の描いている未来は「マトリックス」の世界のような気がしました。
それはいやだな・・・
もし未来がそんな世界なら、そうなる前にこの世から去りたいと思います。

だって、バーチャルな山登りより、実際に岩場を鎖を手に登った方が絶対たのしいと思うもん・・・
しーゆー。

永続孤独社会


永続孤独社会 分断か、つながりか? (朝日新書) | 三浦 展 | Amazon

所有からシェア的なものへと移行が進んだ「第四の消費」社会を分析。

~ もくじ ~
はじめに ― 第五の消費社会を予測するために
第1章 解説:消費社会の四段階
第2章 「魔法の時代」と「再・生活化」、あるいは「ケアのシェア」へ
第3章 永続孤独社会
第4章 コロナ後の第四の消費・社会を担うのは女性と若者である
資料編 第四の消費・事例集
あとがき


~ なるほどな一文 ~
しかし、情報は物質とは違い、それを私有し、独占し、貯め込むだけでは意味をなさない。それを他者に伝え、他者と共有しないと、情報を持っていることのよろこびを味わえないのである。金の延べ棒のように情報を積んでおいても、情報は価値を生まない。(P56)


~ もうひとつなるほどな一文 ~
考えてみれば、人間にとって最大の消費対象は人生そのものであり、究極の消費とは人生の成就であろう。この人生を浪費して無駄に終わらせるか、消耗して疲れ果てるか、あるいは充実した時間を過ごして、満足して死ぬか、これこそが人間にとって最大の問題である。(P94)




これで、、、2007年07月13日以降(5477日)、、、
読んだ本   1176冊 (1日平均0.21冊)
読んだページ 288728ページ(1日平均52ページ)

atasinti – 読書メーター



繋がりに疲れた人々が向かう先の世界は?
結局、この作者にも見えていないように思えました。
もちろん、私にも見えていません。

「若者特区」はいい提案かもしれません。
しーゆー。

日本SFの臨界点[怪奇篇]


日本SFの臨界点[怪奇篇] ちまみれ家族 (ハヤカワ文庫JA) | 伴名 練, れおえん |Amazon

伴名練が編んだ傑作SFアンソロジーの怪奇編。

~ もくじ ~

DECO-CHIN         中島らも
怪奇フラクタル男      山本 弘
大阪ヌル計画        田中哲弥
ぎゅうぎゅう        岡崎弘明
地球に磔にされた男     中田永一
黄金珊瑚          光波耀子
ちまみれ家族        津原泰水
笑う宇宙          中原 涼
A Boy Meets A Girl      森岡浩之
貂の女伯爵、万年城を攻略す 谷口裕貴
雪 女           石黒達昌
編集後記




これで、、、2007年07月13日以降(5471日)、、、
読んだ本   1175冊 (1日平均0.21冊)
読んだページ 288392ページ(1日平均52ページ)

atasinti – 読書メーター



恋愛編同様、どれも面白い、けど難しい、でもそこがまたいいという感じでした。
恋愛編もそうでしたが、それぞれの作品の前に伴名練さんによる作品、作者、その作者のその他の作品についての説明がありますが、どれもSF愛に溢れていました。
しーゆー。

日本SFの臨界点[恋愛篇]


日本SFの臨界点[恋愛篇] 死んだ恋人からの手紙 (ハヤカワ文庫JA) | 伴名 練, れおえん | Amazon

伴名練が編んだ傑作SFアンソロジー。

~ もくじ ~

死んだ恋人からの手紙   中井紀夫
奇跡の石         藤田雅矢
生まれくる者、死にいく者 和田 毅
劇画・セカイ系      大樹連司
G線上のアリア      鷹野史緒
アトラクタの奏でる音楽  扇 智史
人生、信号待ち      小田雅久仁
ムーンシャイン      円城 塔
月を買ったご婦人     結城カズマ
編集後記




これで、、、2007年07月13日以降(5467日)、、、
読んだ本   1174冊 (1日平均0.21冊)
読んだページ 287961ページ(1日平均52ページ)

atasinti – 読書メーター



どれも面白い、けど難しい、でもそこがまたいい。
ただ、「ムーンシャイン」がなぜ恋愛編に含まれるのかはちょっとわからなかった・・・
しーゆー。

戦国武将、虚像と実像


戦国武将、虚像と実像 (角川新書) | 呉座 勇一 | Amazon

戦国武将像はいかに変化してきたのか、時代ごとの描かれ方を追う。

~ もくじ ~
はじめに
第一章 明智光秀――常識人だったのか?
第二章 斎藤道三――「美濃のマムシ」は本当か?
第三章 織田信長――革命児だったのか?
第四章 豊臣秀吉――人たらしだったのか?
第五章 石田三成――君側の奸だったのか?
第六章 真田信繁――名軍師だったのか?
第七章 徳川家康――狸親父だったのか?
終 章 大衆的歴史観の変遷
あとがき
参考文献




これで、、、2007年07月13日以降(5460日)、、、
読んだ本   1173冊 (1日平均0.21冊)
読んだページ 287561ページ(1日平均52ページ)

atasinti – 読書メーター



歴史は勝者によって書き換えられる、ということはよく聞きますが、それだけではなく、作者が自分の好き嫌いを反映し勝手に想像して書いた歴史小説の内容がいつのまにか史実だったかのように語られるようになってしまうことがあるということも、留意しないといけません。
“歴史を作った”小説家はそれだけすごいとも言えますが・・・
しーゆー。

ふんどしニッポン


ふんどしニッポン 下着をめぐる魂の風俗史 (朝日新書) | 井上 章一 | Amazon

明治になって服装は西欧化したのにズボンの中は古きニッポンのまま。
褌とパンツの確執から新しい歴史が見えてくる?

~ もくじ ~
まえがき
1 女はあとまわし
2 男が洋装に着替える時
3 たたかう洋服
4 およぐ時は、またべつで
5 ジェンダーギャップの別局面
6 ベルリンに褌はかがやいて
7 華族の下半身
8 女人退散のいでたちに
9 褌の黄昏
10 褌かサルマタか
11 河をこえて
12 アメリカの影
13 戦争美術の可能性
14 上着と下着
15 下着の転換期
16 見上げれば、屋根屋の褌
17 神事では
18 国粋か造反か
19 女にも褌を
20 海のむこうでは
あとがき




これで、、、2007年07月13日以降(5455日)、、、
読んだ本   1172冊 (1日平均0.21冊)
読んだページ 287241ページ(1日平均52ページ)

atasinti – 読書メーター



明治維新後、早くから洋装に切り替えた男に対して、女性の洋装は思想的な話もあって数十年遅れた。
一方で洋服の下に褌をしめていた男に対して、女性ははやくから、和装の下に西洋の下着をつけていた。
この男女の違いは面白い話でした。
個人的には、褌をした人をみた記憶と言えば、祭りのときに神輿を担ぐ人か、相撲の廻しくらいしかみたことがなく、過去の遺物。
そんな褌は日本においては、単なる下着ではなく、一種の正装に近いものだったというのは初めて知りました。
しーゆー。

世界はフムフムで満ちている


世界はフムフムで満ちている: 達人観察図鑑 (ちくま文庫 か 83-1) | 金井 真紀 | Amazon

著者が出会った様々な職業の方々から聞いたフムフムな話百編。

~ もくじ ~
海女
石工
インタビュアー
ヴィオラ奏者
牛飼い
 :
(省略)
 :
ロケのコーディネーター
ロッククライマー
 文庫版増補
カレー店店主
眼科医
起業家
昆虫学者
写真家
 :
(省略)
 :
盲導犬訓練士
料理カメラマン
単行本あとがき
文庫版あとがき
解説 金野典彦




これで、、、2007年07月13日以降(5455日)、、、
読んだ本   1171冊 (1日平均0.21冊)
読んだページ 286913ページ(1日平均52ページ)

atasinti – 読書メーター



とても読みやすく、そして挿絵もステキ。
もしかしたら私自身もこれまでの人生の中でたくさんのフムフムと出会ってきたのかもしれないけれど、そのほとんどを聞き流してしまったのではないか、、、
しーゆー。

裏横浜


裏横浜 ――グレーな世界とその痕跡 (ちくま新書) | 八木澤 高明 |Amazon

現在通称「裏横浜」と呼ばれている横浜駅東口からちょっと歩いたエリアの話ではありません。
DEEPなイメージの寿町や黄金町などの話だけでもありません。
いまや表の明るいイメージの横浜スタジアムや中華街、元町あたりにも「裏」の歴史があったことがわかります。

~ もくじ ~
はじめに
第一章 横浜スタジアムの足元
第二章 海上の楼閣――山下公園、みなとみらい
第三章 消えた大陸の空気――中華街
第四章 日の当たらない人の居場所――黄金町
第五章 デラシネのゆりかご――寿町
第六章 世界との架け橋――鶴見
第七章 高低が織りなす風景――山手、元町、その周縁
第八章 夜の街に吸い寄せられる――伊勢佐木町
あとがき
参考文献




これで、、、2007年07月13日以降(5453日)、、、
読んだ本   1170冊 (1日平均0.21冊)
読んだページ 286673ページ(1日平均52ページ)

atasinti – 読書メーター


横浜に移り住んで長くたち、市内のいろいろな所を訪れたつもりですが、まだまだ歩き足りてないなぁと感じました。
しーゆー。

映画を早送りで観る人たち


映画を早送りで観る人たち ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形 (光文社新書) | 稲田 豊史

なぜ映画や映像を早送り再生しながら観る人がいるのか。
そこには、そうせざるを得ない切実さがこの社会を覆っているという事実があった。

~ もくじ ~
序章 大いなる違和感
第1章 早送りする人たち――鑑賞から消費へ
第2章 セリフで全部説明してほしい人たち――みんなに優しいオープンワールド
第3章 失敗したくない人たち――個性の呪縛と「タイパ」至上主義
第4章 好きなものを貶されたくない人たち――「快適主義」という怪物
第5章 無関心なお客様たち――技術進化の行き着いた先
おわりに


~ なるほどな一文 ~
映画やドラマといった映像作品を含むさまざまなメディアの娯楽を「コンテンツ」と総称するようになったのは、いつ頃からだったか。こうなると、「作品を鑑賞する」よりも「コンテンツを消費する」と言ったほが、据わりはよくなる。(P25)


~ もうひとつなるほどな一文 ~
我々は、「昔は、レコードなんて本物の音楽を聴いたうちに入らないって目くじらを立てる人がいたんだって。」と笑う。しかしそう遠くない未来、我々は笑われる側に回るのかもしれない。
「昔は、倍速視聴にいちいち目くじらを立てる人がいたんだって」(P290)




これで、、、2007年07月13日以降(5449日)、、、
読んだ本   1169冊 (1日平均0.21冊)
読んだページ 286401ページ(1日平均52ページ)

atasinti – 読書メーター



個人的には。せっかく見るのに倍速視聴や10秒飛ばしで見るなんてもったいないなぁと思ってしまうけれど、それは私が時代遅れの人間だからであり、もはや、それは時代の必然なのでしょうか・・・
「下手は下手なりに、趣味としてお絵描きを楽しむなんて、できるわけがない。」(P152)という一文にはちょっとびっくり。
それを平気でやっている私は、時代遅れの人間だからやれているということなのでしょうか?
だったら私は時代遅れのままでいいかなぁ・・・
しーゆー。